Butterfly (ページ24)

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｢あ、公園がある！｣

JK｢あ、ちょっと｣

宿舎からそんなに遠くない所にあった公園

公園にある池の周りを2人で今度は並んで歩く

JK｢.....最近、体調は？｣

｢んー良くも悪くもないかな

記憶は思い出せてないし

あ、でも目が覚めてからのことは忘れてないよ？｣

JK｢そっか｣

｢.....の、飲み物！買ってくる！｣

ジョングクの寂しそうな顔をみたら何も言えなくなった

あの日、私はジョングクを守ろうとして怪我を負ったみたいで

すぐ近くにいて救急車がくるまで傷口を塞いでいたのがジョングクだったとマネオッパから聞いた

ジョングクの記憶からあの日の事が無くなればあんな寂しそうな顔をしなくなるのかな、、

JK｢A？どうかした？｣

｢...な、なんでもないよ

あ、飲み物何がいい？｣

JK｢ん、これAの｣

いつの間に買っていたのかジョングクの手には私の好きなジュース

｢え、これ好きなの知ってたの｣

JK｢そりゃあここに来た時には絶対飲んでたから

喧嘩した時のAの家出先はあのベンチで

あとあそこで2人でダンスの練習もした｣

懐かしそうに公園を見渡すジョングク

その横顔はやっぱり寂しそう

｢....ジョングク

2人の思い出なのにジョングクだけの思い出にしてごめんね｣

記憶が戻るかは分からない

けど、思い出さないといけないと思った

オッパ達のためにも、ジョングクのためにも

JK｢ヒョン達起きてるかもしれないしそろそろ帰ろう｣

ジョングクは寂しそうな笑顔のままそう言って宿舎へ2人並んで帰った

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