こんな俺らでも愛して 8 (リクエスト募集停止中) (ページ5)

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山田side

収録後

涼「お疲れ様でした。」

共演者の方に挨拶を済ませ俺たちは未だに椅子から動かず俯いている後輩の元へ向かった。

侑「金指くん、どうした？大丈夫？」

知念がそう聞くが金指くんは微動だにしない。
俺はしゃがみ込み下から金指くんのことを覗き込んだ。

え、、顔真っ赤じゃん。

勇「大丈夫？だい、、」

一「ん、」ｸﾞﾗｯ

反応したと思ったら金指くんの体が急に傾きゆっくりとこちらへ倒れ込んできた。

涼「金指くん、金指くん！！ダメだ。完全に意識飛ばしてる」

金指くんの体からは火傷するかと思うくらいの熱が発せられていた。

侑「とにかく、早く楽屋に運ぼ」

紫「金指くんのこと俺が運びます」

平野はそう言うと俺の腕の中でぐったりしている金指くんを抱き上げこの場を出ていった。

俺らも周りのスタッフや共演者にお詫びをしこの場を後にした。

楽屋

一「ﾊｧﾊｧ、ﾊｧﾊｧ、、」

ソファーの上では荒い呼吸を繰り返し辛そうにしている金指くんの姿。

勇「体温計とか必要そうな物借りてきました。」

侑「ありがと」

知念は体温計を金指くんの脇に挟んだ。

ﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟ

侑「え。39.8℃！？」

紫「え、、それやばくないですか！？」

勇「金指くんって確か今日自力で来てませんでしたか？」

紫「確かに。そういえば一人で歩いてる姿みた。」

涼「まじか。とりあえず、俺らのマネージャーに連絡したからいまから病院に連れていこう」

紫「あ、あの、俺らもついて行っていいですか？心配なんで」

侑「いいよ。ただ、自分らのマネージャーには連絡しといてね」