魔王の僕と女神の使い (ページ8)

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契約ページ8

ギラヒム「へぇ…人間のクセにいい名前じゃないか…」

『変じゃなくてすみませんね』

ギラヒム「ふぅん…まぁいい、Aこのワタシに従うと言うのならば人間側に戻ってもらっちゃ困るし、契約を交わさなければいけない。」

『契約を解除出来る時は…？』

ギラヒム「魔王様がご復活なされた後だ。まぁその時にはキミは人間だから生きていないだろうと思うけどね。」

『な、なんですって！？』

ギラヒム「魔王様はこの世の全てを己のものにするとお考えだろう。憎たらしい人間など滅亡させるに決まっている。
まぁ魔王様がご無事にご復活なされたらこのワタシがAを殺しても良いんだけどね」

『どっちにしろ殺される運命なのね！？』

ギラヒム「まぁキミの働き次第運命が変わるかもね。」

『全力を尽くしてあなたに従います魔族長』

ギラヒム「ふふ、いい子だね。それじゃあ契約をしよう。」

ギラヒムはそういい私の右頬にそっと手を当てた
そして違う方の手でﾊﾟﾁﾝｯと指を鳴らした

ギラヒムが離した私の頬には黒い菱形のマークがあった

ギラヒム「今日からお前はこのワタシの部下だ精々従うのに全力を尽くせばいい」

『はい！』

私はﾋﾞｼｨｯと敬礼のポーズをした
ギラヒムはそれを「ふぅん」と鼻で笑っていた