魔王の僕と女神の使い (ページ12)

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ピアスページ12

私はそっと耳に触れてみた

『ピアス…？』

ギラヒム「ワタシとお揃いだよ」

『わぁ…ありがとうございます！』

ギラヒム「聞くけどキミ、今さっきまで自分が何をしていたか覚えているかい？」

『いきなり耳鳴りがして…赤い世界にいって…ギラヒムが薄く見えて…そうしたらまた耳鳴りがして…そして今に至る。』

ギラヒム「キミはそのとき意識が無かったのかね…。」

『どういうこと？』

ギラヒム「キミはワタシに襲いかかったんだよ」

どうやら私は魔力が暴走し意識が飛んでいてギラヒムを襲っていたらしい

ギラヒム「結構すごい力だったよ。A」

『あぁあああなんかすみませんん！！！』

ギラヒム「…そのピアスで魔力を押さえている。間違っても外さないようにね」

『はいッ！！大切にします！！』

ギラヒムからもらったピアスを私は小さく揺らしそして微笑んだ

お揃いかぁ～…ちょっと嬉しいかも。

ギラヒム「さて…次は剣術を見てみようか。どれ程の力があるのか、見させてくれるよね？」

ギラヒムはそう言い私に剣を渡してくれた。
黒い剣だ…かっこいい

『もちろん、全力で行かせてもらいますよ』

剣術は一番自信があった。ギラヒムなんて弱いだろう…と私は間違った考えをしていた