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北斗side
京本が楽屋から飛び出して行った。
それを、樹が追いかけていった。
楽屋には、京本が読んでいた台本が開かれたまま残っている。見ると、まだ乾いていない涙の跡があった。
「きょも泣いてた…よね？どうしたんだろ。なんかあったのかな？」
「いや、どうだろう。聞いてないけど」
「まあまあ、樹がいたら大丈夫か」
「…だな」
慎太郎と�眞呂�しゃべっているが、2人とも心当たりはないみたいだ。
遠くにいたからはっきり見えなかったけど、泣いていたのは俺の気のせいではなかったか。
あの京本が人前で泣くなんて、相当辛いことがあったのではないだろうか。
…もしかして、俺のせい。
いやいや、そんなはず。
京本は台本を読んでいたし、俺の話なんて耳に入っていないだろう。
そもそも泣くような話じゃないし。
あの彼が、俺の愚痴なんかで泣くはずが。
…でもやっぱり、あの流れで泣くって、俺の話しかなくないか？？
もしそうだったら最低だ、俺。
なんとなく、ラジオみたいなノリで話していた。
俳優面すんなとか、アイドルのくせにとか、そういうのには正直もう慣れている。アンチとして自分の中で処理することも覚えた。
それでもやっぱり、毎回毎回言われると、溜まってくるものがある。
こういう時、樹やジェシーにつらつらと気持ちを吐露すると、重いところにはあえて触れず、俺の求めている言葉を返してくれるから。
今日だって同じ。
ジェシーに話すことで、重苦しい気持ちをなんとかしたかった。
「京本…」
彼の耳にも、確実に俺の声は届いていただろう。
思い返してみれば、彼がこういう話を耳にすることは、今までになかったかもしれない。
真面目で優しい彼だから、全部、受け止めてしまったのかも。
…と、ほく、ほくと…
「北斗！大丈夫？」
「…！？ごめん、何？」
「何じゃくて！どうしたの？」
心配そうに覗き込んできたジェシーと目が合い、思わず顔を逸らした。
俺は、自分が思っているより動揺しているみたいだ。
「…どうしよ、京本…」
「大我がどうかしたの？」
「俺が、傷つけた」
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m - お返事ありがとうございます！とってもたのしみにしてます☺️☺️ (3月18日 2時) (
レス) id: 71f21611c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆる(プロフ) - mさん» mさま コメントありがとうございます。 私も、きょもじゅり好きなので書く予定です☺️ ただ、かなり先になるかもしれません。お待ちいただけるとうれしいです！ (3月17日 21時) (レス) id: de16dd2c44 (このIDを非表示/違反報告)
m - だいすきで何度も読ませてもらってます！きょもじゅりのお話も読んでみたいです！もしいつか可能でしたら書いていただけるとうれしいですTT (3月17日 1時) (レス) id: 71f21611c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆる(プロフ) - さなさん» さなさま 本当ですか…！？嬉しいです！ありがとうございます。 (3月4日 0時) (レス) id: de16dd2c44 (このIDを非表示/違反報告)
さな - シチュエーションも細かくてだいすきです！ (3月2日 20時) (レス) @page37 id: b593d6990a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるゆる | 作成日時：2024年1月20日 14時
