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樹side
6人の楽屋。
ふと隣を見れば、きょもが涙を流していた。
「え…！？きょも！？」
きょもは自分でも泣いていることに気づいていなかったのか、俺の声にびっくりして、慌てたように涙をぬぐう。
「ごめん、」
そう言ってそそくさと楽屋から出て行ってしまった。
「まって！」
遠ざかる背中を追いかける。
「きょも、きょも大丈夫？」
呼びかけても返事はない。仕方なく腕を掴んで引き止めた。振り返ったきょもの目には、やはり大粒の涙が浮かんでいた。
「なんかあった？」
「いや、」
「体調悪い？」
「…ううん、大丈夫」
「大丈夫って…じゃあなんで泣いてるの？」
そういうとまた、まんまるの目からぼろぼろと涙が溢れる。
ぅ…はぁっ、はぁっ…
泣きすぎて、呼吸が乱れてしまっている。
「きょも、ゆっくりね」
「…ちょっと、座ろっか。」
苦しそうに涙を流すきょもを、ひとまずトイレの入り口にあるベンチまで移動させ、座らせた。
背中をさすると、震えているのが伝わってくる。
普段人に弱みを見せないきょもがこんなに泣くなんて。
本当に、どうしちゃったんだろう。
ぐずぐずと泣くきょもに、もう一度問いかけた。
「どうしたの？」
「…っ、」
「どっか痛い？」
そう聞くと、はっきりと首を振るきょも。
黙り込んでしまったきょもの背中をさすりながら、さっきまでの出来事を思い返す。
ーーーーあ、
「もしかして…北斗？」
「……」
「北斗なの？」
瞬きと同時に、その目から一粒の涙が落ちた。
きょもは何も答えない。
でも、さっきみたいに否定しないってことは、当たっているのかもしれない。
「北斗が、俺なんて素人同然って言ったから？」
「……っ、」
「アイドルのくせに調子乗んなって、言われたこと？」
反応からして、多分そのことで合っている。その目に、どんどん涙が溜まっていく。
「それが、嫌だった？」
「いやっていうか、、」
「悲しかった？」
きょもが、こくっとうなずいた。
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m - お返事ありがとうございます！とってもたのしみにしてます☺️☺️ (3月18日 2時) (
レス) id: 71f21611c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆる(プロフ) - mさん» mさま コメントありがとうございます。 私も、きょもじゅり好きなので書く予定です☺️ ただ、かなり先になるかもしれません。お待ちいただけるとうれしいです！ (3月17日 21時) (レス) id: de16dd2c44 (このIDを非表示/違反報告)
m - だいすきで何度も読ませてもらってます！きょもじゅりのお話も読んでみたいです！もしいつか可能でしたら書いていただけるとうれしいですTT (3月17日 1時) (レス) id: 71f21611c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆる(プロフ) - さなさん» さなさま 本当ですか…！？嬉しいです！ありがとうございます。 (3月4日 0時) (レス) id: de16dd2c44 (このIDを非表示/違反報告)
さな - シチュエーションも細かくてだいすきです！ (3月2日 20時) (レス) @page37 id: b593d6990a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるゆる | 作成日時：2024年1月20日 14時
