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さっきからずっとえずいていて、涙と涎だけが流れている。
さすがにこのままはつらそうだ。
「ちょ、きょも、きょも？」
ゴミ箱に顔を突っ込むきょもを半ば強引にひっぺがす。
「いったん息整えよう。大丈夫。大丈夫。
すぅーー、はーーー、すぅーー、はーーー。そうそう。
苦しいと思うけどちょっと水飲みな。」
ペットボトルを受け取ったきょもはこくっこくっと水を流し込む。震えるきょもの手の上から、自分の手を添えて支えてやる。
「ゆっくりね。無理しないで」
きょもは2、3口飲むと、ふたたびゴミ箱と向き合った。
左手できょもの肋骨の隙間を探り、位置を確認する。
それから、きょもの背中をがっちりと抱く。
途端、胃を強く押す。
(ごめんね、)
「！？ぉぇっ、、ぇえ、うぅ、、、、」
弱々しく、静かに、少しづつ、吐き出されていく。
「しんたろー、むり、うぅ」
強くは押したけど、少しだけ躊躇してしまった。
少しは吐けたけどまだ苦しそうで、かわいそうになってくる。
できることなら代わってあげたい。
「ごめんね、すぐ楽になるからね」
体勢を変え、さっきよりかなり強い力で、利き手で胃を押し上げた。
「ぐゔぅっっ！？うぇえっ！はぁっ、おぇっっえぇっ」
どぽどぽと液体が落ちて溜まっていく。もはや固形物はわずかしかないが、結構な質量が吐き出された。
やっと吐き切ることができたのか、ゴミ箱から顔を逸らし、酸素を求めて浅い呼吸を繰り返す。
過呼吸にならないことを祈りながら、一生懸命背中をさすった。
1分くらいそうしていただろうか。
「ごめ、、、もう、だいじょーぶ」
しばらく荒い息をしていたきょもはかすれた声でそう言った。
…どう見ても大丈夫じゃないでしょ。
後ろから抱きかかえるような形できょもを自分に寄りかからせ、鳩尾のあたりに手をもっていく。
それから、くるくると円を描くように、これ以上ないほどに優しくなでてあげた。
涙でいっぱいのきょもを見て、俺まで泣きそうになる。
「ごめんね、苦しかったね」
「……くるしかった」
そうつぶやくきょもに、こころがきゅーっと締め付けられた。
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m - お返事ありがとうございます！とってもたのしみにしてます☺️☺️ (3月18日 2時) (
レス) id: 71f21611c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆる(プロフ) - mさん» mさま コメントありがとうございます。 私も、きょもじゅり好きなので書く予定です☺️ ただ、かなり先になるかもしれません。お待ちいただけるとうれしいです！ (3月17日 21時) (レス) id: de16dd2c44 (このIDを非表示/違反報告)
m - だいすきで何度も読ませてもらってます！きょもじゅりのお話も読んでみたいです！もしいつか可能でしたら書いていただけるとうれしいですTT (3月17日 1時) (レス) id: 71f21611c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆる(プロフ) - さなさん» さなさま 本当ですか…！？嬉しいです！ありがとうございます。 (3月4日 0時) (レス) id: de16dd2c44 (このIDを非表示/違反報告)
さな - シチュエーションも細かくてだいすきです！ (3月2日 20時) (レス) @page37 id: b593d6990a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるゆる | 作成日時：2024年1月20日 14時
