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「大我大我！もうあと10分で9時だよ！」
「きょも起きて！！やばいよ！！！」
…
爆睡してんじゃん。笑
「大我早く起きて！もう遅刻するよ！」
「きょも急いで！」
顔を覆っている布団をばさっとはがしてみると、綺麗な横顔が現れた。
あいかわらず寝顔、特に鼻筋が美しすぎて見惚れそうになる。
「きょもやばいよ遅刻するよ〜、、、」
「大我ちゃ〜ん、、、」
二人で大きな声で呼びかけても無反応で、偽りの時刻を表示したスマホの画面を見せても目すらあけてくれない。
全く目を覚まさないという想定外すぎる反応に戸惑い、だんだんと声がしぼんでいく。
慎太郎と顔を見合わせた。
彼も困惑してるみたいで、首をかしげている。
…どうしよう？と慎太郎にたずねようとしたとき、
わずかに、シーツの擦れる音がした。
そして、布団の塊からのびる白くて細い腕が、俺の服の裾を掴んでいた。
「…ごめんおきれない、、、っ、」
…え？
「ちょっと、貧血ぽくてっ」
一瞬で部屋の空気が凍った。
やってしまった。
大我は、ぎゅっと目を瞑ったままだ。
「え…！？大丈夫！？起こしてごめん！！起きなくて大丈夫だからっ！！」
「…いま何時？」
「ちがうちがう！ごめんさっきのはうそ！
まだ5時過ぎなの！きょもほんとにごめんなさい」
「、っ、は？」
「寝起きドッキリしようと思ったの！」
二人で必死になって謝る。
「ほんとに？」
「「本当！」」
半分パニックになりながら、説明の言葉を並べてなんとか状況を理解してもらった。すぐに布団を肩までかけてあげて、電気も消す。
「…ごめん。」
どうして気づかなかったんだろう。
横になっている大我の顔はすごく辛そうで、その右手は毛布をぎゅっと掴んでいる。
大丈夫？
…うん
目眩？
…すぐ治るから、部屋戻って。
吐き気は？
…大丈夫だから。
ひやす？あっためる？
…いい
薬は
…大丈夫だって
「…わかった。」
やんわりと拒絶されている気がする。
そりゃそうだよな。体調悪い時に無理やり起こされて、質問責めなんて鬱陶しいに決まっている。はやく休ませてあげるのがいちばんだ。
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m - お返事ありがとうございます！とってもたのしみにしてます☺️☺️ (3月18日 2時) (
レス) id: 71f21611c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆる(プロフ) - mさん» mさま コメントありがとうございます。 私も、きょもじゅり好きなので書く予定です☺️ ただ、かなり先になるかもしれません。お待ちいただけるとうれしいです！ (3月17日 21時) (レス) id: de16dd2c44 (このIDを非表示/違反報告)
m - だいすきで何度も読ませてもらってます！きょもじゅりのお話も読んでみたいです！もしいつか可能でしたら書いていただけるとうれしいですTT (3月17日 1時) (レス) id: 71f21611c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるゆる(プロフ) - さなさん» さなさま 本当ですか…！？嬉しいです！ありがとうございます。 (3月4日 0時) (レス) id: de16dd2c44 (このIDを非表示/違反報告)
さな - シチュエーションも細かくてだいすきです！ (3月2日 20時) (レス) @page37 id: b593d6990a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるゆる | 作成日時：2024年1月20日 14時
