イナズマイレブン☆バスケと男装と何角関係？ぱーと４ (ページ16)

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86．【選考試合】ページ16

なんだかんだあって、選考試合当日。

僕は当然、片梨(人1)として観戦中だ。

それにしても……

(人1)「皆……必死……」

秋「そりゃそうよ。世界に行けるんだから。誰だって必死になるわ」

春奈「そういう、片梨さんは参加しないんですね？」

(人1)「うん。僕はもう決まってるみたいで……」

春奈「えぇっ！それほど実力があるってことじゃないですか！！」

(人1)「いや……僕はそんなにすごくないよ」

秋「でも、本当に片梨くん……FFIにでるんだね……」

春奈「バレちゃったら、即帰国でしょう……」

うん……分かってるよ。

でも、響木さんに言われて……僕、どうすればいいんだろう？

秋「あ、響木監督！」

木野さんの声で、僕は振り向く。

……そうだ！

響木さんに聞こう！

(人1)「あ、あのっ！響木さん！」

響木「……片梨か」

(人1)「あの……どうして、女の子の僕を世界に……？見つかれば、僕は即帰国ですよ？」

響木「そのうち分かる」

そのうち分かるって……

♪ピーッ

あ……

試合終わった……

響木「お前もグラウンドへ行け」

(人1)「は、はいっ……」

皆の反応が怖い……

風丸「あれ？片梨……」

最初に気がついたのは、風丸くんだった。

鬼道「お前は選考試合に出なかったようだが……」

(人1)「え、えと……先に響木さんに言われてて……」

吹雪「？先に言われててって、どういうこと？」

(人1)「その……も、もう僕は日本代表に選ばれてて……」

最悪だ。

こんな言い方、挑発にしか聞こえない。

円堂「そうなのかっ！すっげぇな！片梨っ！」

しかし、円堂くんは大歓迎！というオーラを出しまくっていた。

響木「お前ら。……日本代表の監督を紹介する」

円堂「え！日本代表の監督って、響木監督じゃないんですか！？」

響木「あぁ。俺よりも、久遠の方がお前達の力を十分に引き出せる」

久遠「久遠道也だ。」

なんか、厳しそうな人だなぁ……

久遠「早速だが、日本代表メンバーを発表する」