イナズマイレブン☆バスケと男装と何角関係？ぱーと４ (ページ14)

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85．【涼野の作戦】ページ14

＊次の日＊(時間の流れが疾風ダッシュ！←意味不明)

私は何度も、基山くんに声をかけた。

しかし、一つも返事が返ってはきてない。

……やっぱり、保健室の事……気にしてるのかな……

はぁ……と、小さな溜息をついていたとき。

涼野「どうしてヒロトは、お前を無視するんだろうな」

南雲「何かあったのか？」

休み時間中。カオスコンビがやってきた。(緑川くんはお手洗い)

A「う、ううん。何にもないよ？……でも」

涼野「でも？」

A「何か……基山くんと会話できるような事……ないかな？」

南雲「うーん……今のヒロトだとなぁ～」

涼野「あ。……片倉、こういうのはどうだ？」

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昼休みになった。昨日と同じく、基山くんはすぐに席を立った。

今度は声をかけない。

だけど……私は基山くんを追って、廊下に出た。

……涼野くんの作戦、上手くいくといいな。

基山くんの後ろまで追いついた時。

A「基山くん！」

まずは、普通に呼んでみる。

しかし……

基山「……」

基山くんは歩き続ける。

これは作戦のうち。

ここからが本番だ……！

A「……ヒ、ヒロトくん！」

作戦その2。名前で呼ぶ。

すると、ピタッと歩きを止めてこちらを振り向く。

基山「い、今なんて……？」

A「何度でも呼んであげるよ！……ヒロトくんっ！」

すると、きや……ヒロトくんは、みるみる赤くなって……

基山「あ、えと……Aちゃん……どうしたの……？////」

やった！涼野くんの作戦は成功したんだ！

A「私、あの保健室の事……気にしてないよ！」

基山「え……？」

A「そ、そりゃ最初はビックリしたけど……ただ単に恥ずかしかっただけで……////」

思い出すと、たしかに恥ずかしい……よね////

A「だ、だからっ！もう無視しないで！一緒にお弁当、食べよう！ヒロトくん！」

基山「わ、分かった……////」

こうして、ヒロトくんとなんとか和解した。

……けど、ヒロトくんって呼ぶ度に顔を赤くするのだけは理解できなかった。