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5話 ページ6

『白鬼の連絡が途絶えた』

急に入った無線。

白鬼が…?

「まさか武蔵が…」

静かに回収した端末に近づき、一つ取り出す。

武蔵裕子の端末。そこに写っていたのは家族3人の写真だった。

「これを使うわ。みさきさんお願い」

「はーい」

お願いしたのは武蔵への院内放送。

私もお面をつけ直して青鬼と一緒に向かう

3階、リハビリ室へ向かい、武蔵裕子にマシンガンを向ける

しばらくすると、白鬼の背中に銃を突きつけている武蔵三郎が現れた。

私と青鬼の靴音が響き、前に出る。

「お初にお目にかかります。武蔵刑事。私玉藻前と申します」

「ようやくお会いできましたね。今すぐ白鬼を開放してください」

白鬼か武蔵裕子か問答が続いた後、いいでしょうと青鬼がつぶやき赤鬼に合図した。

この部屋の窓のシェルターを解除し外の光が見えた。

私は拳銃で窓を何発かうちガラスを割った。

武蔵裕子の手と繋いであるストレッチャーを蹴り外に飛び出て武蔵裕子も引きずられる。

「武蔵刑事、急がないと奥様、落ちゃいますよ?」

するとさすがは刑事といったところか危機一髪のところで手をつかんで引き上げた。

引き上げたところに黒鬼が銃を突きつけた。

「素晴らしいですね武蔵刑事」

「ですがあなたに用はもうありません」

立ち上がろうとした武蔵刑事を青鬼が蹴り飛ばし、窓の外に落ちていった。

「あらあら、落ちちゃいましたね。白鬼、またこの方を部屋にお願いします」

武蔵裕子を部屋に戻し、私たちは本部に戻った。

次は県警にメッセージを送らなきゃ。

武蔵刑事はきっと生きているだろう。警察にうまく誘導してくれると助かるのだけれど。

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akane002364(プロフ) - 維さん» 閲覧ありがとうございます!玉藻前(たまものまえ)と読みます🦊 (2023年3月22日 14時) (レス) id: 685f4e4264 (このIDを非表示/違反報告)
- おはようございます(*^^*) はじめまして。 いきなりすみません。。。 1つお聞きしたいことがあるのですが。。。 登場人物の主人公ちゃんの名字の読み方 玉藻前/○○←名前 これ何と読むのでしょうか? (2023年3月22日 9時) (レス) @page1 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:akane x他1人 | 作成日時:2023年3月19日 0時

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