１１歩目の成長 ページ14
京「いい？母さん。絶対に監督の隣から離れちゃ駄目だからね」
『はいはい。わかりましたってば。いいから練習に戻りなさい京治』
京「母さんいるのに練習やるとか鬼畜……」
『監督。私がいると京治は練習できないようですので、今日のところは帰らせていただき「嘘だから。お願い。帰らないで」
だったら最初から言うこと聞いていなさいよ京治……
渋々コートの中に帰っていく京治の背中をみて思う
監「……呆れを通り越して最早尊敬しますよ。あのマザコンぶり……」
『……ほんっとうに申し訳ありません……！』
監「いえいえ、子供にいつまでも好かれる親と言うものは幸せですよ。私の娘なんて……」
つくづく梟谷の監督は話のわかる人だ
年は結構離れてはいるが、私にとっては兄のような立場にいる
この人の指導力はバレー通の友達からよく聞いている
飴と鞭を使い分けるとは正にこの人のことだ
指導は的確で温厚、しかし正すべき場所では激を飛ばす
あんたの息子、いい指導者からんとこ見つけたね〜と、何回言われたことか
前世では特にハイキューファンだった訳でもないし、バレーをやっていたわけでもないから、ルールとか全くわかんないんだけど、それらも一からこの人が教えてくれた
梟谷の夜中監督
場所は違えど、同じ教育者としてこの人のことを私は尊敬している
そんな監督と話ながら、、そして監督は指示をしながら練習を見学していると、あっという間に休憩時間になる
立「赤葦せんぱ……」
京「母さん大丈夫？体調は？何もされてない？」
『うん。大丈夫だよ。毎度毎度、監督の話は聞いてて勉強になるよ』
練習が終わり、話しかけようとしていた立川さんを華麗にスルーし、私の所にやって来る京治
私の方も、一生懸命やっているバレー部のこたちに、迷惑かけるような人に、うちの子を犠牲にするほど優しくないので、気づかない振りをする
そしたら立川さんの怒りの矛先は、こともあろうに私に向いてきた
立「ちょっとぉ！赤葦君のお母さん！京治君のきゅうけいの時間を邪魔しないでくださぁい！」
京「……………………
はぁ?」
『あっ………(察し)』
木(もしかして………)
猿(あーこれ来ちゃった？)
小(うっそ早くね？)
尾(え？もう？)
鷲(早いな……)
兎「あ、赤葦……(ｵﾛｵﾛ)」
京「あんた…………
………………今、何て言った？」
((((((でたー、赤葦マザコンモード))))))
『(さーて、どうやって止めよう)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 226人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
狂狐(プロフ) - 続きが！とても！楽しみ！です！((( (2019年9月13日 20時) (
レス) id: 8ba41bb7e5 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっっても面白いので続きが早く読みたいです(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘこれからも更新頑張ってください( ﾟДﾟ)ゞ (2019年9月3日 14時) (レス) id: ebe81390c4 (このIDを非表示/違反報告)
仁魅(プロフ) - 続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年8月31日 23時) (レス) id: 6f505096da (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 赤葦くん大好きなのですごく嬉しいです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月31日 17時) (レス) id: a0dd7ebf9f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
