９歩目の成長 ページ12
『ちょ、ちょっと待ちなさい京治！一回落ち着いて、深呼吸深呼吸！！』
京「母さん……」
『思い付きで言葉を発してはいけません。ちゃんと相手に合った話し方を選ぶの。感情的になっても、後で冷静になって後悔しちゃうから』
京「うん……そうだね。ごめん」
『わかればよし！良くできました！』
私は京治の頭を撫でる
ふにゃりと表情をかえる京治、を私の後ろにいる子は初めて見たようで、さっきから視線が痛い
私は一通りなで終わると、覚悟を決めて後ろを見る
『うちの息子が失礼なことを申しました。どうか、お許しください
改めまして、赤葦麗子と申します。何故貴女が私の事を部外者だと思ったのは存じ上げませんが、私は正真正銘この子の母親です。先程、私が声をかけたせいで練習が中断してしまったのは謝罪致しますが、今後はこう言ったことのないようにお願いしますね。人によっては根に持つ方がいらっしゃるので』
「………っ」
ぐぅの音も出ないような感じだった
所詮はか弱い女の子
心理学も担当する私の手にかかればこんなの容易いものだ
必要に相手を攻めず、自分の首もまあまあ締めて、あとから畳み掛ける
これ、覚えておいた方が良いですよ。極めたら誰も文句言ってこないから(作者の経験)
『さて、私は監督に挨拶をしてくるわね。京治、はいお弁当』
京「ありがとう。ごめん母さん。朝忘れていっちゃって」
『良いのよ。たまにはおっちょこちょいになっても』
兎「麗子さーん！後で俺のスパイク見てください！」
『うん、いいよ。その前に木兎君。スイカ運ぶの手伝ってくれないかな？さっき講義が終わったばかりで体がバキバキなの』
木「あ、俺もやります！」
『ありがとう木葉君。それじゃあ行こうか』
さっそく車からスイカを出す
いやぁ男子高校生ってすごいねぇ。軽々とスイカの箱を持って走るから
おばさんまたもや感激だよ……
小「あ、麗子さーん！スイカありがとうございます！！」
『あら、小見君。いいえー。大学の学生からの貰い物だから。正直我が家では食べきれないからね』
猿「麗子さーん。一個持ちますよ」
『ありがとう猿杙君。足元見えなくて困ってたのよ』
鷲「麗子さん。監督が挨拶をしたいそうです」
『あら大変、すぐ行かなきゃ。ありがとう鷲尾君』
監「赤葦さん。いつもありがとうございます。お陰様でいつも大助かりです」
『いえいえ！こちらもいつも京君がお世話になっております！』
やっぱりここは天国←
「……………なんなのよあの女……」
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狂狐(プロフ) - 続きが！とても！楽しみ！です！((( (2019年9月13日 20時) (
レス) id: 8ba41bb7e5 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好きwoman - とっっっても面白いので続きが早く読みたいです(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘこれからも更新頑張ってください( ﾟДﾟ)ゞ (2019年9月3日 14時) (レス) id: ebe81390c4 (このIDを非表示/違反報告)
仁魅(プロフ) - 続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年8月31日 23時) (レス) id: 6f505096da (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 赤葦くん大好きなのですごく嬉しいです！続き楽しみにしてます！ (2019年8月31日 17時) (レス) id: a0dd7ebf9f (このIDを非表示/違反報告)
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