金平糖の星を飾ろう ページ6
初めて自分の顔を見た時、思わず笑みがこぼれてしまった。
___誰がどう見ても美少女!!!
うぉっしゃ勝ち組ー!!腕を高々と振り上げてやった。
まぁこの家の顔面偏差値は恐ろしく高いので、私もそれなりにできた顔なのだとは思っていたけれど、まさかここまでとは。
顔つきは完璧に母親似だった。ギャンかわ。これは惚れる。
ただ一つ不満があるとすれば、この燃えるような赤髪と、翡翠のような透き通った瞳。外観的には父親似である。
「A、どうした。鏡をじっと見て」
鏡の前から動かない私を抱き上げて顔を除くエンデヴァー。お前を見てぇ訳じゃねえんだ!!可愛い私の顔が見たいんだ!!
「パパとお揃いの目と髪でA嬉しいなぁって!にんまりしちゃった」
鏡の前で自分に見とれニヤついていたのを何とか上手い口実ではぐらかす。悪口を褒め言葉に変換した私の声帯有能すぎて褒め讃えたい。
「ふ、馬鹿者め」
いやお利口さんだわ。馬鹿っていう方が馬鹿なんですよーだ!!ばーかばーか!
満足気に笑うエンデヴァーに心の中でガッツポーズをした。良かった、私のこの返答は『正解』だったようだ。
「真っ赤でつやつやで…Aの個性もパパと一緒だったらなぁ…」
「何を馬鹿なことを言っている。お前と焦凍には俺を超えてもらわなければ困るだろう」
「そそそそそうだよね!頑張るねA!!パパのために頑張るね!」
___っぶねー返答間違った!!!
目付きが鋭くなったエンデヴァーにヒヤッとして慌ててごまをする。ひえぇ、心臓止まりそ。
パパ大好き!パパの為に頑張る!と抱きつけば、いくらか機嫌が良くなったのか「チョコレートをやろう」と棚からチョコを取り出した。やった。
「チョコレートだぁいすき!パパの次に!」
「当たり前だ、この父を超えるやつなど居ないだろう?」
「うん!!」
親バカめ。うん、でもいい調子だ。将来の事を考えるともう少しだけ媚び売った方が良さそうだ。
自分の個性を知らなかった幼い私は、生ぬるい幸せに浸って優越感を得ていた。
この先苦労をする事にも目を背けて。
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春風 恋(プロフ) - トロロッソさん» 本編をまた読みたいと言う声が多かったため、期間限定公開をしております。期間が終わればまたパスワードかけますよ。出戻りの予定は今のところございません。 (1月26日 0時) (
レス) id: 41a6911d5c (このIDを非表示/違反報告)
トロロッソ(プロフ) - パスワード保護したりしなかったり何がしたいのか分からない、、??卒業したけど戻ってきちゃった的な? (1月26日 0時) (
レス) id: ac6ab2e824 (このIDを非表示/違反報告)
👍 - パスワード教えて下さい! (1月22日 18時) (
レス) id: a6ac6cce55 (このIDを非表示/違反報告)
あいこ - パスワード教えてくださりませんか!!??久しぶりに神作に出会えて感動しております!! (1月22日 18時) (
レス) id: 4c3fb4978d (このIDを非表示/違反報告)
夢見る少女 - 本当に面白いです!パスワード教えて下さい!🙇♀️ (1月22日 18時) (
レス) id: 4c3fb4978d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春風 恋
| 作者ホームページ:http://urana
作成日時:2020年8月29日 11時


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