◇続 ページ49
﹏sha
｢Aは渡さへんからな！｣
むん、と頬を膨らまして貴方の弟に吠える彼。弟は全く動じず彼に近付いて彼の首と貴方の首に何やらネックレスをつけてきます。
『え、これ…』
｢確かシャオロンさん、だったよね？2人ともラブラブだからお互いの頭文字入ったネックレスなんてどうかなって｣
なかなかにセンスのいい弟。あなたの首には｢S｣の文字が煌めいていました。
｢なになに、え？浮気相手良い人なん？は？｣
｢浮気だなんて…俺はAの弟の○○です、いつも姉がお世話になっております｣
暫くあっけらかんとしていた彼。ハッと我に返ると、
｢失礼な態度してごめんな…知っとるかもしれんけど俺はシャオロンいいます、今度飯でも行こうや｣
em,shaあたりは弟と仲良くなりそう。(偏見)
﹏shp
貴方の弟を見つけた彼は、弟に見られているにも関わらず突然貴方の唇を奪ってきます。
普段は猫な彼ですが、弟の事を浮気相手だと思い込んでいるので焦り故の牽制なのでしょう。
｢こーゆー関係なんで。今更来ても無駄やで｣
｢ほあーお熱い、姉ちゃん愛されてんね｣
｢は？｣
彼の頭の中で、“姉ちゃん”という言葉がエコーと共に鳴り響きます。もしかして…と何かを察した彼は
｢忘れて！いやすいません！忘れて下さい！！｣
違う焦りと共に必死に貴方の弟へ頭を下げます。
それを見てぷぷぷと笑う貴方。すると彼は貴方の頬を強くつねってきます。
『なにすんの、ひどーい』
｢酷いも何もないやろはよ言えやアホ…｣
恥ずかしさで死にそうなp君でした。
﹏kn
｢チッ｣
大きく舌打ちした彼は、平均より小柄な貴方の弟を見下ろすように前に立ちはだかります。
｢何の用や｣
｢ほんとに金髪…目めっちゃ綺麗だ！すげえ！｣
｢？｣
｢言うの忘れてました、俺Aの弟の○○です｣
その様子を傍で見ていた貴方は彼のオーラが丸くなったのを感じてくすくすと笑いだします。
｢あ、ふーん…そうなん……ふーーーん…｣
何とか関係を整理出来た彼は
｢いやーちょっと○○さん？の頭の上に虫が居たもんやから思わず睨みつけてもた…俺コネシマです、初めまして｣
無理のある、いやありすぎる弁明。その後もにこにこと話を続ける弟に、彼はすっかり心を開いてしまいそうですね。
﹏﹏﹏﹏﹏
浮気の話の別日、という設定にて書かせて頂きました！
リクありがとうございます！！書いてて楽しかったです泣(文字数制限…！)
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イルカ(プロフ) - 初見コメ失礼します！赤身肉さんの語彙巧みすぎて好き…（突然の告白）もうこんな神作者見つけたなら全力で推すしかないよね？ね？（？） (9月9日 22時) (
レス) @page11 id: b093c7cd53 (このIDを非表示/違反報告)
みらいちゃんです！ - とっても面白くて幸せな気持ちになれました (6月27日 21時) (レス) @page50 id: c5fe17e93b (このIDを非表示/違反報告)
赤身肉(プロフ) - めはたさん» リクありがとうございます〜！！！わわ、その考えめちゃくちゃ面白そうです笑、ほんとにネタ供給ありがたすぎて今回も徹夜で書かせて頂きます！！！作品を気に入って貰えて光栄です߹-߹ (2022年9月16日 13時) (レス) id: 39e27b50d0 (このIDを非表示/違反報告)
めはた - リクエストなのですが前回の浮気してみたの番外編みたいな感じで浮気相手と思ってた人が夢主の兄弟だったみたいな作品が見たいです！いつも更新ありがとうございます。この作品大好きです (2022年9月16日 4時) (レス) id: 23fa00dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - ありがとうございます！！これからもこの作品大好きです！！がんばってください！！ (2022年9月5日 23時) (レス) @page38 id: 7fcb465eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤身肉 | 作成日時：2022年8月14日 4時
