◇続 ページ5
﹏zm
『いるでしょ』
背後に声をかけると｢バレとったか〜！｣と迷彩パーカーが顔を出します。
バレたなら仕方ない、というふうに貴方に抱きついてくる彼。腕で前が見えません。
『ちょ、見えないよ！』
焦った声を出すと、離す気はない、といったふうに更に強く抱きついてきます。貴方からは見えませんが、彼はとても貴方を心配しているようで、辛そうな表情をしています。
｢誰の為かは知らんけど、やりすぎで倒れたらと思うと気が気じゃないんや、頼む休んでくれ｣
真剣な声色に貴方も観念したのか、貴方はベットで眠ってしまいます。起きると、彼が貴方を抱き締めていたとか。
﹏rb
｢入ってええか？｣
初々しく貴方の部屋にノックしてきた彼。
『いいよ、どうしたの？』
と貴方が彼を見ると、彼はなんだかモジモジしています。なにかあったのかな？なんて考えていると
『うわっ？！』
唐突に彼が抱きついてきます。
彼は背が低いといっても力がとても強いので、
貴方が苦しそうに彼の背中をさすると、
｢ご、ごめん、苦しかったやろ。その、最近話せてなかったからなんだか嬉しくてな、えと、｣
彼は申し訳なさそうにしどろもどろになります。
『そっかあ』と貴方が両手を広げると、今度こそ彼が強く抱きついてきます。
数分間そのまま抱きついていることでしょう。
﹏em
ツンツン、と肩を突っつかれた貴方。
ん？と振り向くと紅茶を持った彼が。
｢何回ツンツンしても振り向いてくれへんから焦りましたわ。Aさん紅茶は好きやったっけ？｣
『エーミールの淹れてくれたお茶ならなんでも好きだよ』
内心心配で焦り散らかしてるのは目に見えたので、貴方が優しい言葉で語りかけると照れてしまった彼。
『指、どうしたの？』
包帯が巻かれている彼の指が気になり訊ねると、
｢軽いやけどやから気にせんで大丈夫なやつやで｣
と指を隠してしまいます。
自分の為に頑張ってくれたのが分かりますね。沢山構ってあげましょう。
﹏sha
｢なーAこれ飽きへん？違う事しようやー｣
先程から一緒に机に向かってくれている彼。
彼は勉強する気はなく貴方と居たいだけなので唸りを上げています。
『先に寝ててもいいんだよ？』
と貴方が軽く笑いながら返すと、
｢Aと一緒がええんよ、もーそれはよ終わらして｣
と口を尖らせます。
｢はよ終わらせんとちゅーしちゃうよ？｣
結局貴方は彼の餌食になってしまうのでした。
(文字数制限！ごめんshaちゃん！)
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イルカ(プロフ) - 初見コメ失礼します！赤身肉さんの語彙巧みすぎて好き…（突然の告白）もうこんな神作者見つけたなら全力で推すしかないよね？ね？（？） (9月9日 22時) (
レス) @page11 id: b093c7cd53 (このIDを非表示/違反報告)
みらいちゃんです！ - とっても面白くて幸せな気持ちになれました (6月27日 21時) (レス) @page50 id: c5fe17e93b (このIDを非表示/違反報告)
赤身肉(プロフ) - めはたさん» リクありがとうございます〜！！！わわ、その考えめちゃくちゃ面白そうです笑、ほんとにネタ供給ありがたすぎて今回も徹夜で書かせて頂きます！！！作品を気に入って貰えて光栄です߹-߹ (2022年9月16日 13時) (レス) id: 39e27b50d0 (このIDを非表示/違反報告)
めはた - リクエストなのですが前回の浮気してみたの番外編みたいな感じで浮気相手と思ってた人が夢主の兄弟だったみたいな作品が見たいです！いつも更新ありがとうございます。この作品大好きです (2022年9月16日 4時) (レス) id: 23fa00dbe1 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - ありがとうございます！！これからもこの作品大好きです！！がんばってください！！ (2022年9月5日 23時) (レス) @page38 id: 7fcb465eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤身肉 | 作成日時：2022年8月14日 4時
