9 ページ10
『はいはい、煽りに乗らない。』
そんな事を話していると、ラウンジの入口が騒がしくなった。
ア｢フフフ…ようやく来たんですね。ジェイド、フロイド、行きますよ。｣
ジ｢ふふっ、楽しみですね。｣
フ｢アズール、話短くしてね〜？｣
えっと……3人の話していることがイマイチ分からないなぁ。
ア｢A、さぁ僕の手を取ってください。｣
『えと…私は行かなくても…』
気配を消さないで大勢の前に出るなんて…
ア｢僕の彼女なんです、気配を消さなくとも堂々としていればいいんですよ。｣
『……だ、いじょぶかな…』
ア｢えぇ、貴女が危ないことに巻き込まれそうになったら、僕が必ず助けますから。｣
……アズールが隣にいるなら、私も安心できるかな。と思って、目の前に差し出されたアズールの手を取った。
ア｢フフフ…さぁ、行きましょうA。きっといい景色が見れますよ。｣
アズールと、ジェイドさんフロイドさん達と一緒にラウンジの入口へ向かった。
ア｢これはこれは、成績優秀者上位50名からあぶれた哀れな皆さん。
ようこそ、モストロ・ラウンジへ。｣
『えと…あの…私、話についていけないんだけど……』
ア｢大丈夫ですよ、Aは知らなくて大丈夫です。隣にいてくれさえすれば。｣
『そ、そか…ごめんね話の腰折って。』
ア｢ふふ、大丈夫ですよ。｣
私に微笑んだ後、またいつもの顔に戻って入口に群がった"イソギンチャク"達に話始めた。
ア｢僕のことはよ〜くご存知だと思いますが、改めて自己紹介を。僕はアズール・アーシェングロット。｣
うんうん、なんでよくご存知なのか…何となく予想がついてきた。
ア｢オクタヴィネル寮の寮長であり、カフェ《モストロ・ラウンジ》の支配人であり、そして…｣
そして？
ア｢今日から君達の主人になる男です。｣
やっぱりだー、予想はついてたよ。
だってみんながあんなに笑ってテストの日待っていられるんだもん、アズールなんかしてるんだろうなって予想はついてたよ。
ア｢君達は僕と勝負をして負けた。
契約に基づき、これから卒業までの間、僕の下僕として身を粉にして働いてもらいます。｣
うん、アズールと契約しようだなんて考えるからこんな目に遭うんだよ。
目先のことだけ考えて、その場しのぎで契約書にサインをする人達……
……くくくっ、無様だなぁ…ww
私だってオクタヴィネル寮生だもん、自分から契約した人に優しさなんて欠けらも無いよ。
？｢ちょっとまった。｣
…お？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年6月14日 11時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 雲さん» 返信ありがとうございます。理解しました。続きが楽しみになりますね！無理せず更新頑張ってください (2020年6月14日 10時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» コメントありがとうございます、分かりずらくてすみません。この回答で理解していただけたでしょうか… (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» 夢主さんは、グリム達に対してやりすぎだとは思っていますが、契約に対しては反対せず協力する、という感じです (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 働き詰めのイソギンチャク達や泡まみれのグリムを見てやり過ぎだとか思っていたのに対して、契約するシーンでは逆の反応。グリム達に対してやり過ぎだ、という感情は実は全く思っていなかったと言うことでしょうか？ (2020年6月14日 8時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雲 | 作成日時：2020年6月9日 15時
