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ア｢だ、から……だから、僕は君に嫌われるのがとても…怖い。警戒されて一言も話してもらえなくなるんじゃないかって考えるだけで胸が痛くて……苦しくて…｣
とても寂しそうな顔でぽつぽつと言葉を零すアズールが何故か消えてしまいそうな程に儚く見えて、私はアズールをそっと抱きしめた。
『いなくならないよ。』
ア｢……うん…｣
『嫌いにならないし警戒もしない。』
ア｢本当…？｣
『うん。絶対にしない。』
ア｢……A…ありがとう。｣
そう言うと、アズールは抱き締め返してくれた。どうやら私にバレないように泣いているみたいだ。
ここは気づかないフリをしておこうか。
『……沢山話そう？色んなこと話して、色んなこと言い合ってさ、もっとお互いのこと知ろうよ。アズール何も教えてくれないんだもん、私寂しくなっちゃう。』
ア｢うん……うんっ…｣
『私はアズールのこと大好きだよ。誰がなんと言おうと私は絶対に変えない。』
ア｢ぼ、くも……っ…好き…｣
『ふふ…ありがとう……』
アズールが泣き止むまで、抱きしめたままじっとしていた。
普段は寮でカフェを経営したり、誰かと取り引きをしたり……17歳とは思えない程のことをやってのけるアズールだけど、こうしていると年相応のような気がして何だかとても安心する。
ア｢あ、りがと…｣
『ん、もう大丈夫？』
ア｢うん……だい、じょぶ。｣
『ふふ、よかった。』
ア｢……一緒に色々見てまわろう？｣
『うん、最初どこ行こっか！』
ア｢ふふふ、じゃあ特別に僕が色々案内してあげるよ。この対価は高くつくよ？｣
『えー、高くつくならいいです〜。』
ア｢なっ……い、いいからついてきて！！｣
『はいはい、くくっ…www』
あぁ、こんな幸せな時間が卒業しても続いてくれたらいいな。
.
.
.
グ｢アズールに色々聞きたかったけど…あんなに幸せそうに話してるとこ見たら、なんか聞くに聞けねーんだゾ。｣
ジ｢あんな風に笑うアズール、久しぶりに見ましたね。｣
フ｢オレあんな幸せそうなアズール初めて見た〜。｣
エ｢アズールには、たぶんA先輩がいねーとだめだな。｣
デ｢彼女兼、精神安定剤ってとこか…？｣
ジャ｢ま、幸せならいいんじゃねぇのか？
邪魔するのも悪いし、俺らは別のとこ行くか。｣
ジ｢そうですね。
……今夜は唐揚げでも作りましょうか、ねぇフロイド。｣
フ｢んー？いいんじゃね？｣
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雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年6月14日 11時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 雲さん» 返信ありがとうございます。理解しました。続きが楽しみになりますね！無理せず更新頑張ってください (2020年6月14日 10時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» コメントありがとうございます、分かりずらくてすみません。この回答で理解していただけたでしょうか… (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» 夢主さんは、グリム達に対してやりすぎだとは思っていますが、契約に対しては反対せず協力する、という感じです (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 働き詰めのイソギンチャク達や泡まみれのグリムを見てやり過ぎだとか思っていたのに対して、契約するシーンでは逆の反応。グリム達に対してやり過ぎだ、という感情は実は全く思っていなかったと言うことでしょうか？ (2020年6月14日 8時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2020年6月9日 15時
