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ア｢そこのお前の雷の魔法、その隣のヤツの運動能力……全部全部、僕によこせぇ！｣
恐らく能力を吸い取られたであろう生徒が、バタバタとその場に倒れていく。
……もしかして…契約書でこの魔力を制御していた…？
『だとしたら…早く何とかしないと！！！』
レ｢お前の思う通りだ、草食動物。
あんな禁術クラスの魔法、反動であっという間にブロットの許容量を越えるぞ。｣
そんな……でも…私たちにはもう何も手がつけられない…
うっかり近寄ればすぐに全て吸い取られて終わりだろう。
ジ｢アズール！貴方何をしているんです！｣
フ｢うわ、何これどーなってんの？｣
『ジェイドさん、フロイドさん！！』
ジ｢Aさん、一体何があったんです。｣
実は……と話始めようとすると、アズールが口を開いた。
ア｢ジェイド、フロイド、あぁ……やっと戻って来てくれたんですね。
そこのバカ共のせいで、僕の契約書が全て無くなってしまったんです。
だから……あなた達の力も僕にください…ねぇ！！僕にくださいよぉ！！！！｣
ジ｢お待ちなさい。あなたのユニーク魔法は強力すぎる故に、契約書なしでは制御できないはず。
そんな事をすればどうなるか、自分が1番よく分かっているでしょう！｣
ア｢だって、無くなっちゃったんですよ、全部。
アハハ…アハハハッ！｣
『……アズール…っ…』
ア｢このままじゃ昔の僕に戻ってしまう！！
そしたら…せっかく出来た好きな人にも…Aにも見放されちゃうんですよ…｣
フ｢あのさぁ、今のアズールって昔のアズールよりずっとダサいんだけど。｣
ア｢あぁぁ……ああそうですか！！
どうせ僕は1人じゃ何も出来ない、グズでノロマなタコ野郎ですよ。
だから…もっとマシな僕になるために皆の力を奪ってやるんです！｣
『アズールやめて…っ……』
ア｢寄越しなさい！！！全てを！！！！！｣
アズールから黒いドロドロが沢山出てきていた。先程口から吐き出した墨…ではなさそうだ。
ジ｢ブロットが許容範囲を超えている…このままでは……オーバーブロットしてしまう！！｣
ジェイドさんがそう叫んだ時にはもう遅かった。アズールは本来の姿であろうタコの人魚になって、その後ろにはブロットの化身なのか真っ黒な魔物が取り憑いていた。
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雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年6月14日 11時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 雲さん» 返信ありがとうございます。理解しました。続きが楽しみになりますね！無理せず更新頑張ってください (2020年6月14日 10時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» コメントありがとうございます、分かりずらくてすみません。この回答で理解していただけたでしょうか… (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» 夢主さんは、グリム達に対してやりすぎだとは思っていますが、契約に対しては反対せず協力する、という感じです (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 働き詰めのイソギンチャク達や泡まみれのグリムを見てやり過ぎだとか思っていたのに対して、契約するシーンでは逆の反応。グリム達に対してやり過ぎだ、という感情は実は全く思っていなかったと言うことでしょうか？ (2020年6月14日 8時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2020年6月9日 15時
