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『ねぇ、さっきイソギンチャク一行が鏡舎向かったけど大丈夫なの？』
ア｢っ？！午後の授業もあと少しで終わるというのにですか？｣
『うん、多分この授業時間を狙ったんだと思うけど…』
ア｢……ま、まぁ大丈夫でしょう。今日は休館日ですから。｣
約束の3日目、私は6限目の教室への移動中にイソギンチャク達を見つけた。
鏡舎に入って行ったことをアズールに伝えると、少し動揺はしたもののすぐにいつもの調子に戻った。
休館日って……それを最初から狙っていたな？
あ、アズールめっちゃ悪い顔してる〜。
ア｢今日のラウンジの営業も、通常通りお願いします。｣
『ん、分かった。』
双子さん達がまた邪魔をしに行ってくれるから、ラウンジの営業は通常通りみたいだ。
そして、営業中。
ア｢ふふ……ジェイドとフロイドは首尾よくやっているようですね。｣
『うん、このまま上手くいくといいね。』
ア｢大丈夫でしょう、心配することはありませんよ。｣
VIPルームの中で、2人でそんな話をしているとオクタヴィネル寮生が駆け込んできた。
｢支配人！！｣
ア｢なんです、騒々しい。｣
『と、とりあえず落ち着いて話してくれますか…？』
｢申し訳ありません。《モストロ・ラウンジ》で問題が……｣
ア｢何ですって？｣
｢客同士が揉めて大騒ぎになっているんです。
今、ジェイドさんもフロイドさんもいないので……｣
……嫌な予感がしてきた。
もしかして、これを狙って？いや、でも協力する人なんているはずが………
いや待て…1人だけ、思い当たる節がある。
私の予感は、客席で揉めている生徒の腕章を見て的中してしまう。
ア｢な、何です。開店直後だと言うのにこの混雑状況は？！｣
そこにいたのはサバナクロー寮生。
『(…何も……何も起こらなきゃいいけど…)』
ア｢通ります、道を開けてください。｣
ﾄﾞﾝｯ
ア｢失礼。｣
ラ｢いーえ、シシシッ…｣
『…っ……何か…おかしい……』
ラギーくんと言えば、手癖が悪いで有名だ。
もし…あの二人が協力しているとしたら、今ぶつかったことで鍵を取られていてもおかしくない。
『アズール、ポケット確認して。』
ア｢怖い顔をしてどうしたんです。僕は今忙しいんですよ。｣
『違う。お店の経営より大切なことだよ。』
ア｢はぁ？｣
くそっ……信じてくれない。
どうする……どうすれば…っ……
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雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年6月14日 11時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 雲さん» 返信ありがとうございます。理解しました。続きが楽しみになりますね！無理せず更新頑張ってください (2020年6月14日 10時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» コメントありがとうございます、分かりずらくてすみません。この回答で理解していただけたでしょうか… (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» 夢主さんは、グリム達に対してやりすぎだとは思っていますが、契約に対しては反対せず協力する、という感じです (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 働き詰めのイソギンチャク達や泡まみれのグリムを見てやり過ぎだとか思っていたのに対して、契約するシーンでは逆の反応。グリム達に対してやり過ぎだ、という感情は実は全く思っていなかったと言うことでしょうか？ (2020年6月14日 8時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2020年6月9日 15時
