24 ページ25
『……夢を見るのも程々にね？』
監｢で、でもさっきは…手伝ってあげるって…｣
『ラウンジが回らなくなるのは見ていられないしね、それに、私にだって優しさはあるんだよ？
まだ右も左も分からない新入りにあそこまでやらせるのはどうかな…ってちょっとやりすぎだなって思ったから手伝ってあげただけ。』
我ながらひねくれているなと思う。
やりすぎだと思って手伝うけど、味方になった訳ではない。
ア｢フフフ……本当にひねくれていますね、あなた。｣
『アズールには言われたくないね。』
ア｢フフフ……しかし、Aの言う通りなんですよ。つまり、一昨日お越しください、ということです。｣
監｢……だ、だったら僕も契約します！！｣
『…は？』
ジャ｢っ？！お、おい！お前何考えてんだ？！｣
…頭悪いの？だって、自分の友達がアズールと取り引きしてこんな風になってるのを撤廃しに来たんでしょ？
ア｢ほう、僕と取り引きをしたいと？面白いことを仰る。｣
フ｢あはっ、小エビちゃん度胸あるじゃん。｣
『……でも…担保にするものが無くない？それじゃ取り引きできないよ？』
ア｢困りましたねぇ、監督生さんは魔法の力をお持ちでない。
美しい声もなく、一国の跡継ぎという訳でもない。本当にごく普通の人間だ。｣
ジャ｢……担保がねぇってことか…？｣
『そうそう、それだけ大きなものを望むんだったら、相応の担保が必要なんだよ？』
例えば……
ア｢オンボロ寮の使用権、とか。｣
ジャ｢てめぇら、最初からそれが狙いで！！！｣
『あーあ、アズールと同じこと考えちゃった。私も捻くれ者の仲間入り〜。』
ア｢人聞きの悪いことを今言わないでください、A。｣
そんな話をしていると、VIPルームの扉がバンッと開いて、泡だらけのかつてふわふわだった毛玉さんが転がり込んできた。
グ｢その話、乗ったー！！！｣
『うぇ、またスポンジにされてるの…』
グ｢も、もうこんな生活嫌なんだゾ…｣
『ねぇアズール…さすがにさ、グリムくんスポンジにするのはやりすぎでしょ……』
ア｢おやおや、イソギンチャクへの生半可な優しさは毒ですよ。｣
全く…例えイソギンチャクだとしても新入りに全部任せて、失敗したらお仕置なんて…やりすぎだと思うんだけどなぁ。
ジ｢従業員が仕事をサボって立ち聞きとは…感心しませんね。
フロイド、つまみ出しておしまいなさい。｣
フ｢はぁ〜い。｣
ア｢まぁまぁ2人とも落ち着きなさい。｣
おっとどうした？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年6月14日 11時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 雲さん» 返信ありがとうございます。理解しました。続きが楽しみになりますね！無理せず更新頑張ってください (2020年6月14日 10時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» コメントありがとうございます、分かりずらくてすみません。この回答で理解していただけたでしょうか… (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» 夢主さんは、グリム達に対してやりすぎだとは思っていますが、契約に対しては反対せず協力する、という感じです (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 働き詰めのイソギンチャク達や泡まみれのグリムを見てやり過ぎだとか思っていたのに対して、契約するシーンでは逆の反応。グリム達に対してやり過ぎだ、という感情は実は全く思っていなかったと言うことでしょうか？ (2020年6月14日 8時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雲 | 作成日時：2020年6月9日 15時
