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『ア、アズールなら…その悩み解決できるかも…』
監｢え？ほ、本当ですか？！｣
ジャ｢なんだと…？｣
ジ｢アズールは、グレート・セブンの海の魔女のようにとても慈悲深いお方。ねぇ、Aさん。｣
『う、うん、アズールならきっとお話きいてくれます、よ…』
だめだ、これはもう1年分のコミュ力使い果たしたな。後でアズールに褒めてもらわなくちゃ。
フ｢そうそう、アズールならどんな悩みでも解決してくれるよ。例えば……
そこにいるイソギンチャクを自由にしたい
なんて願いも。｣
『アズールなら……ね？』
顔を監督生くんにズイっと近づけて耳元で囁いた。
全｢｢｢え！！！！！！｣｣｣
『あー、うるさい……もちろんタダじゃないけどね？』
ジャ｢ちっ…それが本題か……コイツにもアズールと契約させようってんだな。｣
『ひぅぅ…』
こわ、ちょっと怖すぎる……
ジ｢そんなに牙を剥き出さないで。
陸の生き物は獰猛ですねぇ。｣
『ジ、ジェイドさん煽っちゃダメだよ……』
フ｢オレたちは親切で教えてあげてるだけだよ。ねぇ、ジェイド、ヒラメちゃん。｣
『そ、そそそその通りです…』
ジ｢えぇ、フロイド。僕達、悩みを抱える可哀想な人を放っておけないタチでして。｣
『くっ…くふふふ…』
おっと、思わず笑ってしまった。
『ふふ、もしこの話に興味があるなら…んー、そうだな、午後の9時過ぎくらいにモストロ・ラウンジに来てください…ね？』
ジ｢ふふっ、Aさんもようやく本調子ですね。美味しいお茶をご用意してお待ちしております。｣
フ｢待ってるね、小エビちゃん。｣
.
言いたいことが言い終わったから、席に戻るとアズールが不貞腐れていた。
ア｢あの双子と仲がよろしいようで。｣
『アズールの取り引き相手作ってきたんだよ？』
ア｢僕も誘ってくれればよかったのに。｣
『アズールが行くと警戒されちゃうからさ……
あー、そんなにむくれないで……』
それでもアズールは拗ねたままで、どうしようかと悩んでいると急に抱きつかれた。
『え、ちょっ…ここ大食堂だよ？！』
ア｢……いいんです。｣
そしてグリグリと肩に頭を埋めてきた。
ア｢……もう少し…このまま…｣
『ラウンジの開店は？』
ア｢………少し遅らせます…｣
まーた職権乱用して……
『営業終わったら部屋いくから、ね？』
ア｢……わ、かりました…｣
そう言って私から離れると、いつものアズールに戻って寮までエスコートしてくれた。
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雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年6月14日 11時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 雲さん» 返信ありがとうございます。理解しました。続きが楽しみになりますね！無理せず更新頑張ってください (2020年6月14日 10時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» コメントありがとうございます、分かりずらくてすみません。この回答で理解していただけたでしょうか… (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - 永白(なしろ)さん» 夢主さんは、グリム達に対してやりすぎだとは思っていますが、契約に対しては反対せず協力する、という感じです (2020年6月14日 10時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
永白(なしろ)(プロフ) - 働き詰めのイソギンチャク達や泡まみれのグリムを見てやり過ぎだとか思っていたのに対して、契約するシーンでは逆の反応。グリム達に対してやり過ぎだ、という感情は実は全く思っていなかったと言うことでしょうか？ (2020年6月14日 8時) (レス) id: 5ed5510ec6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2020年6月9日 15時
