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ジェイドside
『朝ごはん作っておいたから、嫌じゃなかったら食べて。』
朝起きて談話室に行くと、普段よりもオシャレをして、心無しか顔が明るくなったAがいました。
ジ｢え、えぇ、ありがとうございます。｣
どこに行くのでしょうか。
楽しそうな顔をして少し浮かれているようですが。
ア｢オンボロ寮でパーティーがあるらしいですね。
なんでも、ユウさんがAと話したいがために開くんだとか。｣
ジ｢そうですか。｣
フ｢ハギちゃんめっちゃ楽しみにしてたよ、服とかメイクとかいつもより時間かけてたし。｣
ジ｢…そうですか。｣
ア｢誰が来るか知らされていないようで、それも楽しみにしていましたねぇ。｣
ジ｢……そう、ですか。｣
…なぜか胸が痛い。
Aが、楽しみにしていた、オシャレしていた、そう聞いただけなのに。
ジ｢…とても…不安です。｣
ア｢嫉妬ですね。｣
フ｢やっぱりハギちゃんのこと好きなんだ〜♡｣
これが…嫉妬？
ア｢それこそ嫉妬です。長い間していなかったから忘れてしまいましたか？｣
ジ｢…そうかもしれません。｣
フ｢ジェイドだっせ〜。｣
ジ｢…えぇ、本当に…僕はダサいですね。｣
本当に、意気地無しの無自覚なヘタレですね。
フ｢ちょ…泣くことないじゃん！！
オレら泣いてほしいわけじゃないんだけど！！｣
いつの間にか泣いていました。
どうして僕は泣いているんでしょうか。
僕が……Aのことを考えて泣いている…？
ア｢今度、2人で出かけてみては？｣
ジ｢……っ…そう、ですね。｣
フ｢そーだよ！！2人でどっか楽しいとこ行けば大丈夫でしょ！｣
…上手く誘えるでしょうか。僕と出かけてくれるでしょうか。
僕を…Aはまだ僕を好きでいてくれているでしょうか。
ア｢はぁ…まさかあなた達が倦怠期になるとは思っていませんでしたよ。
あんなに、胸焼けがするほど甘々だったのに。｣
フ｢ほんと〜。オレも2人が喧嘩ばっかしてんの見てびっくりしたもん。｣
ジ｢Aは、まだ僕を好きなのでしょうか。｣
ア｢別れずにいるんですから、きっとまだ好きですよ。｣
フ｢大丈夫だって！！｣
僕から慣れて素っ気なくしたというのに。
僕からまた好きになってこんなに後悔して、苦しくなって。
振り回してばかりですね、僕は。
ジ｢……僕は…最低な彼氏ですね。｣
帰ってきたら誘いましょう。
どこがいいでしょうか、買い物に行くのもいいですね。
…こんなに楽しくなったのは何時ぶりでしょう。
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雲(プロフ) - チナツさん» 読んでいただけて嬉しいです！リクエストもありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年6月2日 9時) (
レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
チナツ(プロフ) - わぁ！リクエスト書いてくださりありがとうございます！！最高でした！流石すぎます！！ありがとうございました！リクエストなのですが、、倦怠期な2人が見たいです！次の更新も楽しみにしてます！ (2020年6月2日 7時) (レス) id: 874de908fc (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - グレイさん» そう言っていただけてすっごく嬉しいです…！！！ありがとうございます！！更新頑張ります！！これからもよろしくお願いします！ (2020年6月1日 21時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
グレイ(プロフ) - 続き、続き、続きを早くくれー！！(殴 すいません神作品だったもので、、、。ああ言いましたが更新無理しないでくださいね、応援してます！ (2020年6月1日 20時) (レス) id: a0c9efd962 (このIDを非表示/違反報告)
雲(プロフ) - まやさん» ありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです…！！ (2020年5月31日 16時) (レス) id: 284fba7001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雲 | 作成日時：2020年5月26日 19時
