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「地方民を弄びやがって!!」
「でかい霊園があってさ
廃ビルとのダブルパンチで
呪いが発生したってわけ」
「やっぱ墓とかって出やすいの?」
「墓地そのものじゃなくて
墓地=怖いって思う
人間の心の問題なんだよ」
「あー学校とかも似た理由だったな」
「ちょっと待って
コイツそんなこと知らないの?」
『あ、実は______』
私は簡単に悠仁君の説明をした
「飲み込んだぁ!?
特急呪物をぉ??
きっしょ!!!
ありえない!!
衛生観念キモすぎ!!
無理無理無理無理!!!」
「んだと?」
「これは同意」
『まあまあ』
「君達がどこまでできるか知りたい
ま 実地試験みたいなもんだね
野薔薇 悠仁
2人で建物内の
呪いを祓ってきてくれ」
「げ」
「げ」って…
「あれ でも
呪いは呪いでしか
祓えないんだろ?
俺 呪術なんて使えねぇよ」
「君はもう半分呪いみたいな
もんだから」
「体には呪力が流れているよ
でも ま
呪力の制御は
一朝一夕じゃいかないから
これを使いな」
そういって悟は
ごつい武器を渡した。
「おぉ」
「呪具『屠坐魔』
呪力な篭もった武器さ
コレなら呪いにも効く」
あ、あれのこと言い忘れてる
『それから
宿儺は出しちゃ駄目ですよ
アレを使えば低級の
呪いなんて瞬殺ですけど
近くの人間も巻き込まれますから…』
「蓮夏!ありがとう」
『忘れないでくださいよ…』
2人は建物の中に入って行った
「やっぱ俺も行きますよ」
『無理しないでください
病み上がりなんですから』
「けど虎杖は要監視ですよね」
「まぁね でも
今回試されてるのは野薔薇の方だよ
悠仁はさ イカレてんだよね
異形とはいえ
生き物の形をした
自分を殺そうとしてくる
一切の躊躇なく殺りに行く」
『恵みたいに昔から呪いに
触れてきたわけじゃありません
普通の高校生活を送ってきた男の子がです
才能があってもこの嫌悪と恐怖に
打ち勝てず挫折した呪術師を
恵も見たことがあるでしょう?』
「今日は彼女のイカレっぱりを
確かめたいのさ」
「でも釘崎は経験者ですよね
今更なんじゃないですか?」
「呪いは人の心から生まれる
人口に比例して
呪いも多く強くなるでしょ
地方と東京じゃ呪いのレベルが違う」
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作者名:赤目 | 作成日時:2020年2月8日 20時