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「で
どうするかは決まった?」
「……こういうさ
呪いの被害って結構あんの?」
『ありますよ』
あんのか……
『呪いに遭遇して
普通に死ねれば御の字
酷い見た目になっても
死体が見つかればまだ良い方…
今回は特別なケースですね』
なるほど…
「宿儺の捜索をするとなれば
凄惨な現場を
見ることもあるだろうし
君がそうならないとは
言ってあげられない
ま
好きな地獄を選んでよ」
……選ぶ…ね
“「お前は強いから人を助けろ」”
………
「宿儺が全部消えれば
呪いに殺される人も
少しは減るかな」
俺がそう言うと
2人は顔を見合わせて微笑んでから
「『勿論』」
と俺を見て言った。
「あの指まだある?」
「ん」
「改めて見ると気色悪いなあ」
と言いつつ俺は指を食べた。
意識が薄れていく…
宿儺になるのか…
が、それは1秒も経たなかった。
「クッククッ」
俺はすぐに自我を取り戻した。
「まっず
笑えてくるわ」
2人を見ると
また顔を見合わせて笑ってた。
仲良いんだな……
付き合ってたりして…
「どったの?」
「いや なんでもない
「覚悟はできた」ってことで
いいのかな?」
「……」
それは
「全然」
だな…
「なんで俺が死刑なんだ
って思ってるよ
でも呪いは放っとけねぇ
本当
面倒くせぇ遺言だよ
宿儺は全部喰ってやる
後は知らん
“「お前は大勢に囲まれて死ね」”
「もう決まってんだわ」
「いいね
君みたいのは嫌いじゃない
楽しい地獄になりそうだ
今日中に荷物まとめておいで」
「?
どっかいくの?」
「『東京』」
急に現れた伏黒と
一ノ瀬さんの声がハモった。
「伏黒!!
元気そうじゃん!」
「
オマエはこれから俺と同じ
呪術師の学校に転入するんだ」
「ちなみに一年生は君で3人目」
「少なっ!!」
『しょうがないでしょう』
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作者名:赤目 | 作成日時:2020年2月8日 20時