第五話 ページ6
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「知って居た……？」
探偵社の名は轟いているが、素性自体は詳しく知られてない。ただ異能を使う武装探偵社だとしか。
これ以上詳しく知るのはポートマフィアの様な組織のみ
「あの小娘はポートマフィアの使者と云いたいのか？」
「あぁ。何かしらの抗争中に異能者に吹き飛ばされた
そう考えると辻褄が合うだろう？」
そうは云ったものの、太宰は余りすっきりとした表情はして居なかった。未だ何か、取っ掛かりがある
だがまだまだあの少女に対して知る事は無く、胸に引っかかる疑問を特定する事は未だ出来なさそうだと、アッサリ断念した
「けれどまぁ、まだ仮定の段階
決めつけずに行こうじゃないか。如何する？
調べる？」
「……否、一度社長にお伝えする」
「判った」
クルリと立ち回り、外套を揺らして屋上の階段から降りていく
てっきりまた手摺を乗り越え何時もの悪癖を披露するのかと思った国木田は少し肩透かしを喰らい、動揺したが直ぐ様ついていった
此処最近でポートマフィアの抗争だ何だの話は聞かない。だからこそ判らない
あの少女が探偵社の事を知り、自らの事を知られてはいけない。そう云った意思は確かに感じた。
彼女の焦りは紛れも無い真実。マトモに触れられなかったが、彼女に小さな盗聴器を仕掛けた
蓋の閉じた小さなポケットだったが無理矢理に近い形で投げ入れた
「却説……」
何処にいるのか、何者なのかを知ろうじゃないか。
そう呟いてソファに身を投げ、耳にヘッドフォンを当てる
その直後だ。
バキッ
耳に痛い破壊音。直ぐに耳からヘッドフォンを外し、唐突だった大き過ぎる破壊音に耳を抑えた
そして悟る。気付かれ、壊されたと
本格的に何者なのか。それが判らなくなり、一気に見えなくなった雲行きに太宰は思わず頭を抱えた
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柚羽(プロフ) - 和寂さんの書き方に惚れました！更新、応援してます！ (2018年4月9日 22時) (
レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
庵脊(プロフ) - 夢主チャンに惚れました!!更新頑張ってください！勝手ながらも応援させていただきます!!! (2018年4月7日 5時) (レス) id: 4f85448558 (このIDを非表示/違反報告)
博多の塩 - 夢主ちゃんかっこ可愛い！色んな組織に狙われる...なんて美味しい展開←更新遅くても良いので頑張って下さい。 (2018年4月7日 0時) (レス) id: e9e8ce5522 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 主人公ちゃんかっこいいです♪素敵な作品ありがとうございます。 (2018年4月6日 21時) (レス) id: e557b2d593 (このIDを非表示/違反報告)
ほほふー - なんですか、この神作品(白目) (2018年4月6日 16時) (レス) id: b3e457f7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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