第三話 ページ4
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「えぇと……その、御免なさい
事情は一寸話せないんですがーーー」
「如何して？」
「え」
「如何して、話せないんだい？」
ニッコリと笑みを浮かべる太宰さん。だが然し目は一切笑っていない
嗚呼 私今疑われてるな。
ーーーうわぁぁあああん！！！！
全力で叫び倒したい。玩具を強請る幼児宛らに床をのたうち回りたい
そんな事出来るはずも無いし流石にする気も無いのでニッコリ笑う。
やっぱり云えないじゃ駄目かぁ！訳ありとして察してくれて尚且つ穏便に探偵社から出してくれるなんて無理かぁ！！
知らず識らずヒクつきそうな口角を必死で律し、如何にかして言い訳しようと脳内で試行錯誤
チラリと社員を見遣る。
主人公である中島 敦がいない。詰まりまだ探偵社は原作入りしていない事が判る
確かにポートマフィアにもそんな動きは無いなと思った
「……否、疑われても尚云えない程では」
「では如何して？」
「……実は……悪ふざけ、でして」
は？
全員一致でそんな顔。太宰さんを除いてだけど
絞り出した言い訳は自分でも判るほどに莫迦らしい
だが例の件に巻き込むわけにもいかないし、第一に素性バレが一番最悪な未来だ。
「実は友人に異能者の類の者がいて。
その友人と……ほら、あそこの建物の屋上で」
そう云い、窓まで移動し適当な建物を指差す
探偵社の皆さんがそれを一目見て確認しようとした刹那ーーー
私は、窓枠に足をかけた
「それでは、御機嫌よう」
一回転し、頭を地面に向けた状態で空を舞う
足は綺麗に揃え、両腕は真っ直ぐ真横へ。目を見開き、伸ばした国木田さんや谷崎さんの手も届かない
「小娘！！」
最後に聞いたのは国木田さんの声。
そのまま私は、皆さんの視界から消えた。
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柚羽(プロフ) - 和寂さんの書き方に惚れました！更新、応援してます！ (2018年4月9日 22時) (
レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
庵脊(プロフ) - 夢主チャンに惚れました!!更新頑張ってください！勝手ながらも応援させていただきます!!! (2018年4月7日 5時) (レス) id: 4f85448558 (このIDを非表示/違反報告)
博多の塩 - 夢主ちゃんかっこ可愛い！色んな組織に狙われる...なんて美味しい展開←更新遅くても良いので頑張って下さい。 (2018年4月7日 0時) (レス) id: e9e8ce5522 (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - 主人公ちゃんかっこいいです♪素敵な作品ありがとうございます。 (2018年4月6日 21時) (レス) id: e557b2d593 (このIDを非表示/違反報告)
ほほふー - なんですか、この神作品(白目) (2018年4月6日 16時) (レス) id: b3e457f7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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