脅威さんといっしょ！(不本意)【zm】

コネシマさんと相談 ページ13

「なんや……Aが俺に相談て。
あれか、雨でも降るんか」



「……帰る」
「あぁぁ！！！
ごめんごめんごめん、嘘や嘘！！
喜んで聞かせてもらいますぅ！！」


とある喫茶店で対面して話しているのは、私が学生時代に行っていたバイト先で仲良くなった友人。


今ではすっかりあだ名で呼ぶ程になったのだが、この人なんて言うんだろ…………

小型犬？


あだ名は色々あるが、私は結局一番しっくりきたあだ名として、彼をコネシマと呼んでいる。


人脈も多少あるようで、飲みに行った時にこの人の知り合いとも結構仲良くなりつつある。
その人たちはコネシマのことをシッマ？とかなんとか呼んでいたけれども。



「私、ストーカーに付き纏われとってな」
「マジか！！」

「……でもなんか、訳あって最近よく一緒に買い物とかいってんの」
「んっ！？えぇ！？
な、なにをどうしたらそうなるん！？」


分からない。
本当になんでゾムさんと一緒にいるんだろう。

いや、私は歩きながら「なんでついてくるんですか」とか色々言ってるのにゾムさんは笑いながら「日課」と言う。
いや、勘弁してくれ、笑い事ちゃう。


「おまえ、アホか！！」


コネシマが私の肩を掴んで思いっきり揺らしてくる。ストーカーと仲良くなっとるってなんやねん、と。

そら、そう思われてもしょうがない。でも、気がついたら気ぃ許してる自分がそこにいるさかい、もうどうしようもできひんやん！！！！と言い返した。
なんで逆ギレ！？と唖然とされて、一旦座り直し落ち着くことにした。

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