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俺のタキシードはAが選んだ。
何十着も試着させられて。
くたびれた俺に言ったのは。
やっぱり最初に着たあのタキシードがいいよね！
だった。
いや、俺もそうは思ってたけど！
白も似合うし、グレーも似合うし…あぁどうしよう！もう片っ端から着てくれないかな？と言ったのはAだよ(笑)？
何度か雑誌の撮影でタキシードを着たことはあったけれど。
こんなにもしっくりくるタキシードに巡り合えた事はない。
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Aは俺のタキシードの半分の時間でドレスを決めた。
だけど、挙式に着る純白のドレスだけは、当日のお楽しみね！と言って見せてくれなかった。
だからどんなドレスを着てくるのか、俺は知らない。
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お色直しのドレスも、タキシードもAの即決力ですぐさま決まり、準備はスムーズに進んだ。
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式場に着くと、一旦俺らは別室へ。
式本番になるまで会えない。
っていうか、会場でお互いを見た方がグッとくるんじゃない？っていうことになって、敢えて会わない。
俺なんて、準備とかすぐ終わるから、控え室で連載の記事を書いていた。
もうそろそろ、準備始めましょうか。と担当プランナーが入ってきた。
ヘアセットをしてもらい、Aが選んだタキシードに袖を通す。
準備が出来て暫くすると、俺の方の家族がやって来た。
母「あら〜！Aちゃんからの写メでも見たけど、やっぱりそれが一番似合うわね！」
父「そうだな〜。」
「え、写メ？」
母「うん。タキシード決める時に色々送ってくれてたのよ。」
弟「なんか、めっちゃ緊張してるね(笑)」
「当たり前だろ(笑)。緊張くらいするわ(笑)」
弟に冷やかされながら、改めて、この今の状況が身に沁みる。
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「長い間、お世話になりました。ありがとうございました。」
椅子から立ち上がって、両親の方へ向き、そう言って頭を下げた。
父「こちらこそ、親にならせてくれてありがとう」
いつも口数が少なくて、あまり多くを語らない親父が。
厳しくて、いつも難しい顔をしてる親父が。
誰よりも、俺とAの結婚を喜んで祝福してくれた親父が。
俺に頭を下げた。
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嵐love(プロフ) - 最初〜最後まで読みました。幸せに為って良かったです。主人公ちゃんの過去の所を読んだら涙が出ました。(´・c_・`)だから幸せに為ってもらいたかったです。ひまりちゃんが産まれて良かったです。勿論翔君にキュンキュンするところも沢山合って楽しかったです。(//∇//) (2016年6月20日 6時) (
レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
瑤子(プロフ) - 櫻宮麗子さん» コメントありがとうございます！またどこかでこの2人に会えた時には暖かく迎えてやって下さいませ！応援ありがとうございました！ (2015年1月26日 21時) (レス) id: d39c57620c (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - 紅き唇シリーズ大好きなので終わってしまうのが寂しいです･･･。またいつか、もどってくる機会があるひを楽しみにしています。これからも更新頑張ってくださいね!!応援させて頂きます。 (2015年1月25日 16時) (レス) id: 382aaad50a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑤子 | 作者ホームページ：http://s.ameblo.jp/youko8509
作成日時：2014年12月21日 13時
