緋く気高く儚いキミ (ページ19)

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17話ページ19

全員が会長との面接を終え、特に何事も無く最終試験の会場に到着した。

最終試験に使うであろうトーナメント戦の表を見たんだけど…

「私の名前…どこ？」

「お前さんは合格じゃ」

「………へ？」

「理由はお前さんと話してみた結果と、3次試験と4次試験の行い。そしてわしが気に入ったからじゃ」

………この試験軽くないか？

「あ"ぁ"？なんでAだけ、そこは公平じゃねぇとおかしいだろうが！」

「レオリオ、私ものすごーく君に同感だよ～」

「まぁまぁ、2人とも落ち着くんじゃ」

そして、私のプライバシーなんぞ関係ない位に私の試験期間ライフが語られた。主にトリックタワーとゼビル島の話を賞賛していた。

ある人はゾッと体を震わせ、ある人は目を輝かせた。恐ろしいくらい気持ち悪いオーラを向けてくるやつもいた。

「……ということじゃ、Aはわしの特権でハンターとする」

「何かよくわかんないけど、ありがとーございまーす。」

「その代わりと言っちゃあ何じゃが…試験後にわしと1戦やり合わんかのう？」

「いやぁ、それはさすがにね。まだ死に急いでないから～」

そわそわする爺を他所に、試験のルールが説明されていく
どうやら負けると上がっていく、いわゆる最弱王決定戦といったところだろうか。

「1回戦は294番ハンゾー対405番ゴン=フリークス」

一通りの説明が終わり、いよいよ試験が開始された
1回戦はゴンの粘り強さもあって長引いたが、次の試合からはスムーズに進んでいった

「久しぶりだね、キル」

キルアがあの人の言葉を聞くまでは