【イナギャラ】2人の王 (ページ31)

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決意　天王視点ページ31

ファラムの王女･･･ララヤとか言う人の
演説が終わった
･･･しかし、まだ１０歳くらいの世間知らずの子が王女とは･･･
ファラムも腐ってるなぁー
世間知らずのお子様に王女やらせて
政治は汚い大人どもがやるんだろうなー･･･

天王「･･･リュイ兄は、ちゃんと王をやってた」

父上、母上が死んですぐ、リュイ兄を待っていたのは
勉強、政治･･･、これを１０歳くらいの子供にやらせるかって
思うほどのこと＿＿＿
でも、リュイ兄はいつも笑ってた
勉強が大の苦手なこの俺は当時、
その笑顔が理解は出来なかったけど

みんなのためにやってる。

みんなが幸せにくらせるようにリュイ兄は頑張っている

これは俺が第二の国王だと決まった時にわかった
気付くのが遅いけど･･･
リュイ兄は優しい
リュイ兄はいつもみんなのことを優先にしてた
自分のことなんて、いつも後回しだった

ペガサス(じゃあ、今回のことはみんなのためにやってるの？)

･･･そうなの？

ペガサス(復讐は、みんなのためなの？)

･･････

ペガサス(これは、リュイ兄の優しさなの？)

･･･わからない

ペガサス(ねぇ？)

･･･わからないよ

ペガサス(･･･わからない？)

･･･俺には、リュイ兄の気持ちがわからない
て言うか、･･･理解しようと、･･･してない

ペガサス(･･･リュイ様はあれから思いっきり
変わりましたからね。･･･あなたの中のリュイ様のイメージを
壊したくないのでしょう？･･･天王)

･･･ペガサスの言うとおりだよ。
俺は、リュイ兄より弱いから
強く、ないから
ただ、･･･現実から目を背けているだけで･･･

天王「･･･だから、もう、逃げない。」

たとえ、リュイ兄が敵になっても

俺の存在が消えようと

天王「構わない」

俺は、絶対に止める

そして、あの頃のリュイ兄に戻す

絶対に

天王「絶対に＿＿＿＿＿＿」