【イナギャラ】2人の王 (ページ20)

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剣城が裏切った　多分、天王視点ページ20

スタジアム内

天王(･･･うわー･･･スッゴく緊張する)

ユーフリング(その気持ちわかります)

ネイ「お前らが緊張してどうすんの･･･」

ファラムの選手が入場してきた
その中にマントを羽織った剣城がいた

天馬「剣城！」

ネイ「･･･剣城、お前まさか･･･」

剣城が羽織っていたマントを取った
そこにはファラムのユニフォームとキャプテンマークを付けた剣城がいた
黒岩監督も一緒だった
それにはみんな驚き洗脳されてるなどの声が上がったが、剣城が否定した
だが、天馬だけはこの場の状況を理解したのか剣城を見て何か呟きベンチに戻った

神童「天馬？」

ネイ「･･･あーあー、剣城、お前死ぬぞｗｗ」

剣城「！？」

ユーフリング(完璧に復讐対象にされましたね。彼･･･)

天王(？)

天王は話について行けないようです
天王とユーフリングをスタジアムの真ん中らへんで待たせて
ネイはベンチに行き天馬に話しかけた

ネイ「･･･あれも復讐の対象に入るの？」

天馬(リュイ)「無論だ。我の邪魔をする奴は、復讐の対象だ」

ネイ「･･･お前の弟でもか？」

天馬(リュイ)「･･･無論、復讐の対象だ」

ネイ「･･･正気か？」

天馬(リュイ)「･･･正気だ」

ネイ「リュイって、馬鹿だったっけ？」

天馬(リュイ)「･･･なんだと？」

ネイ「･･･馬鹿かって聞いてんだよこの馬鹿が!!」

ネイは天馬(リュイ)に向かって怒鳴った
もちろんその怒鳴り声はみんなにも聞こえており
みんな驚いて二人を見てる
ユーフリングは天王に「ここで待っててください」と言い
ネイのもとへ言った
天馬はネイをさっきよりも鋭く睨んだ
ネイも天馬を睨んだ
さすがにここで戦いはいけないのでネイもここで止めた
ユーフリングは「･･･せめて、ファラム戦の時に戦わない事を願うよ」と言い残してネイと一緒に天王のところへ行った

天王(･･･リュイ･･･)

リュイってあんな目してたっけ？
初めて会ったとき、あんなに酷くて邪悪な目はしてなかったのに･･･

＿＿＿＿･･･イ･･･ィ･･･

＿＿＿＿･･･リュイ･･･ぃ

＿＿＿＿･･･リュイにぃ･･･

俺の頭に声が響いた
俺の声っぽいけど
リュイ･･･にぃ？

リュイ兄･･･？