【イナギャラ】2人の王 (ページ2)

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プロローグ天王視点ページ2

自分には、何かが抜けている

そう確信したのは、天馬に出会う前

ただ広くて暗い宇宙の中でさまよいつづけて
そんな宇宙の中で、俺は誰かを探していたんだ
誰なのかはわからない･･････でも、俺にとって大事な人だってことはわかる
イクサルのみんなでもない、ファラムの奴らでもない

俺にとって大事な人

天王「･･････わからないや･･･。」

何度この言葉を口にしたのだろう
俺の口は、この言葉しかでないみたい

･･････このままさまよい続けるのかな

･･････ネイやフレイ･･･逃がしたみんなを見つけないと･･･

･･･俺の探している人も･･･

そんなことを思っているときだった
後ろから青くて優しい光が見えた

天王「･･･綺麗な惑星だな･･･。」

この惑星･･･確かネイが観光スポットとして有名とかいってたな･･･
何だっけ･･･？･･･『チキュウ』？だっけ？

天王「･･････ちょっと覗いてみるか。」

俺は地球の国、日本と言うところに行った
街はすごく賑わっていて、イクサルを思い出させるような雰囲気だった

天王「何だっけここ･･････、お台場サッカーガーデンとか言ったっけ？･･･サッカーか�。」

サッカーって言う単語を聞いただけでワクワクしてきた。なにこれ病気？←単なるサッカーバカ
サッカーやっているところあるかなーと思い、スタジアムのようなところに来た
あ、やっぱりサッカーやってる･･････練習中かな？
見た感じ、･･･うん。ド素人が多いな(笑

天馬「よし！みんなー！休憩時間だよー！」
キャプテンの人がみんなに声をかけた

その時、俺の心がざわついた。
なんでざわついたのか、俺にもわからない･･･
でも、･･････その少年を見たとき･･･すごく懐かしい気がした
自分と近い存在のような気がした

･･････もしかして、来世の俺だったりして

なんてことを思い、俺はあの少年に取り憑いた

この少年の名前は『松風天馬』。普通のサッカー大好き少年

この少年が俺の未来を大きく変える、

《鍵》のような存在だと

今の俺は

知らなかった

アントワが書きました。