２話 ページ3
マルコは、山済みの死体から離れて別の部屋にも入る。
しかし、どの部屋にも死体が転がっているのだ。もうマルコは、うんざりとした顔しか表情を作れていない。
そして血が黒い所を見ると、かなり時間が経っているようだ。
マルコ「ここにも死体……ん？」
違う部屋に入っても死体が有ったが少し違う所にマルコが気が付いた。
マルコ「足…跡？」
動物の黒い足跡がドアも付いていない扉へと向かっている。
マルコ「この現状を作った犯人の足跡かねぃ」
・
・
マルコ「!!……」
マルコは、足跡を追って、ある部屋の前まで来た。
その部屋の中に何かを感じ取りマルコは、慎重に部屋の中を覗く。
マルコ(！…狐、か)
その部屋の中に狐が何かを尻尾で撫でている様子で慈愛に満ちていた。
しかし、その尻尾も手足も口元も真っ黒だ。
狐「グゥルル……」
マルコ(しかし唯の狐が、こんな事が出来るもんかねぃ。
まぁ、尻尾が九尾ある時点で変だけどな)
そんな事をマルコが考えていると狐の様子が変わった。
狐の耳が微かにピクッと動き顔を上げたのだ。
マルコは、ビクリとする。
狐「グゥウゥゥウウゥゥゥ!!!!」
狐が立ち上がりマルコの方へと威嚇する。
九の尻尾が大きく広がり毛が逆立ち牙と爪も剥き出しだ。
マルコ「バレたのかよぃ…」
マルコが部屋の中に入る。しかし狐は、警戒態勢のまま動かない。
マルコ「？」狐「グゥゥッ…カー！」
マルコ「……お前、何で襲ってこないんだよぃ？
後ろの何かを守るためかい？」
狐「グゥゥッ」
マルコ「……なぁ――」
??「マルコ!!無事か!?」
マルコが狐に何か言いかけた時にフランスパンが入ってきた。
その他にも美少年やテンガルハットを被っている男などもいる。
テンガルハットの男が狐の事を視界に認めるなり「火拳！」と言いながら拳から炎を噴射した。
狐は、避ける事なく尻尾で払う。
マルコ「エース！待てよぃ！」
エース「何言ってんだよ、マルコ！あの山済みの死体を見なかったのかよ!?」
マルコ「見たに決まってるだろーがよぃ！」
エース「なら！」
マルコ「だけど待て！」
マルコ達が言い争っている中、狐が動く。
尻尾をマルコ達に振るったのだ。もちろん、マルコ達は、避けた。
エース「ほら！攻撃してきたじゃねーか！」
マルコ「まずお前が攻撃したからだろーがよぃ!!」
??「そう言い争っている場合かよ?!」
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哀羅(プロフ) - あの、めっちゃ面白いんですけどっっ！！！もう更新はしないんですか？？もぅ、三年は経ってますが・・・。更新再開して欲しいなァ。 (2020年7月3日 10時) (
レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使魔夜降臨(プロフ) - お〜すご！さすが長男次男や更新頑張ってな (2017年8月15日 14時) (レス) id: d184e113ad (このIDを非表示/違反報告)
きゅっぴー - 面白いです！続き更新頑張ってください。 (2016年8月26日 0時) (レス) id: 8bc0fba746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い桜模様の猫 x他1人 | 作成日時：2016年6月15日 0時
