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茜「葉桜ちゃん、少し良い？」
そう声をかけて襖を開ける。
部屋には土下座をしている鶴丸と、ポヤッとしたまま首を傾げる葉桜ちゃん。
それと、鶴丸の側で仁王立ちして黒いオーラを纏う光忠の姿があった。
燭台切「あれ？主、どうしたの？」
鶴丸「あっ！主〜、聞いてくれよ！
光坊が容赦ないんだ！さっきだって手加減無しの拳骨喰らわせてきたんだぞ！？」
茜「それは鶴丸が悪いわよ？
葉桜ちゃんは幼いんだから、下手したら大怪我してたかも………あっ！」
そこで用件を思い出して、私はチョコンと座っている葉桜ちゃんに駆け寄る。
茜「葉桜ちゃん、貴女まだ怪我してるところがあるんじゃないかな？」
葉桜「………」
燭台切「えっ、そうなの！？」
鶴丸「おいおい、そりゃあいけないぜ？
怪我してるなら治さないと、何かと不自由になってしまうからな。」
葉桜ちゃんの返事は、NO。
怪我はないって事？
茜「じゃあ、見せてもらって良いかな？」
葉桜「……」フルフル
茜「どうしても？」
葉桜「う。」コクッ
燭台切「うーん……」
頑なな葉桜ちゃんの服の袖を、いつの間にか背後に忍び寄っていた鶴丸がパッと捲った。
葉桜「！」
三人「「「！！」」」
白く細い腕には、沢山の傷があった。
どれも痛々しい傷ばかりで、その傷を見た鶴丸達は目を見開く。
私自身も、驚きを隠せないでいた。
茜「葉桜ちゃん、この傷はいつからあったの？」
葉桜「…………」
ボンヤリとした瞳はそのままで、葉桜ちゃんは小さく首を傾げる。
そして、口を開いて発した言葉は……。
葉桜「にちゃ、かえて(帰って)きた！」
茜「え？」
加州「主ー、出陣行ってきた人達が帰って来たよー！」
燭台切「えっ！？」
鶴丸「こりゃ驚いた！」
流石長谷部の妹刀……。
嬉しそうな表情の葉桜ちゃんを見て、いかに長谷部が好きなのかが伝わってくる。
茜「葉桜ちゃん、お兄ちゃんのお迎え行こうか。」
葉桜「う！」
話は、後にしましょう。
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ほのか - これって元ネタ学園ベビーシッターズですか?面白いです!これからも頑張ってください!! (2020年1月23日 18時) (
レス) id: 949a14dbde (このIDを非表示/違反報告)
十和 - 長谷部の幼い妹になりたい（鼻血） (2019年12月5日 22時) (レス) id: d84ad9f86b (このIDを非表示/違反報告)
紅キ霧雨 - さにわ(ツバサ)さん» おぉぉ……！ありがとうございます！感動していただけて何よりです！ (2019年1月20日 11時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
さにわ(ツバサ) - 間違えて二回言ってしまいましタ、すみまセヌ (2018年12月31日 0時) (レス) id: a910d54f26 (このIDを非表示/違反報告)
さにわ(ツバサ) - この作品をみたらラ、涙が出て来ましたナこれからも頑張って欲しいですなナ (2018年12月31日 0時) (レス) id: a910d54f26 (このIDを非表示/違反報告)
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