ゆ (ページ6)

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専属家庭教師 * ゆとりページ6

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「 ……せんせ？」

ふと、規則正しい呼吸音が聞こえてきてテストの丸つけをしてるはずの先生を呼ぶ。
返事がない為振り返れば先生は机に伏せて眠っていた。

「 …体、痛くなっちゃいますよ〜」

寝顔綺麗だなあ、なんて思いながら体を揺すってみるが起きる気配は毛頭ない。髪はある。
起きないし、いいよね。

「うっわさらさら… 」

起きないのをいいことに触ってみたかった先生の髪を触ると思った以上に綺麗で吃驚した。
しかもなんかいい香りする。女子力高いなおい

「ん、んー…… 」

「先生起きて」

少しの唸り声を上げた為起きるだろうか、と思いとんとんと肩を叩いたら腕の中に深く顔を埋めてまた眠ってしまった。
……疲れてるのか。とりあえずこの体制は無理があるから寝転がらせよう

私はそそくさと布団を敷いて机に伏せる先生を床に寝転がせた。ごろごろと転がしながら移動する。
肩をかそうと思ったが180オーバーの成人男性なんて持てるわけない。無理。デカい。

「よ、いしょ」

やっと布団の上まで乗せられ安堵したその時。

「うぇっ！？」

腕を引っ張られ先生の隣へと寝転んだ。
頭の中は大混乱。どういうこと？？

「 ……昼間っから夜の営みのお誘い？
Aちゃんたらだいたーん♡ 」

そこには目をぱっちり開いてにやにやと笑っている先生。は？

「起きてたんですか？」

「そりゃあんなごろごろ移動させられたら起きるよね？？起きるようん起きないわけないじゃん」

そう言われ頭を抱えた。
布団から出ようも腕を掴まれている為動けない

「先生離してください」

「だめだめ。」

当の本人は楽しそうにケラケラと笑っていて。

「 …いじわる」

そっぽを向いてそう呟いた。