第６５話 ページ27
〜由葉side〜
「何処居るんだろ…。」
「こっちの気がするぞ！」
現在午後2時。
昼ご飯を食べ終えて数学の教室に足を踏み入れた自分達を出迎えたのは、黒板にでかでかと書かれた『自習』の二文字。
そして、『自習』ということは何の勉強してもいいんだよな！という日向さん達理論により、同じく自習となっていた2年生の皆さんとグラウンドで隠れ鬼開催中。
ま、まぁこの鬼ごっこも体育の一貫だと思えば自習なのか…まぁいいや深く考えたら負けだ。
というわけで現在日向さんとターゲットである孤爪さん捜索中。
「何処いるんだよ…。
おーい研磨ぁー！」
といいますか、必死になって探している日向さんには大変申し訳ないのですが、孤爪さん此処には居ない気がするのですが。
先程、「嫌だ」「めんど」と言い残して教室に戻られた月島さんや国見さんと同じ分類の気がいたしまして…。
「けーーんーーまーー!!」
しかしこのままここを探し回っても拉致があきませんし、ここは日向さんに真実を…。
「あの…日向さん。
もしかしたら孤爪さ」
「何？翔陽？」
えっ幻聴()
上を見上げると、そこには居るはずのない孤爪さんが。
「こ、孤爪さんどうしてここに。」
「虎に無理矢理連れてこられた。
帰るの面倒だからここに居るだけ。」
成る程孤爪さんらしいですね。
てっきり教室に戻っていらっしゃるのかと…。
「2年は誰も戻ってないんじゃない。
赤葦と縁下がグラウンドにまだ居るから、多分。」
それほど二年生の先輩方がやる気だとは思いませんでした。
「いや、2人は監視役だって。
俺らが居ないとろくなことしかしないだろお前ら、って縁下が。」
成る程。
「じゃあ研磨、暇なら遊ぼう！
今度は俺らが逃げるから！」
「…わかった。」
えっしかも参加してくださるとは。
これは今夜雪でも降るのでは。
「ちょうどこれの性能試してみたかったから。」
緑色の魔法陣と共に孤爪さんの手に現れたのは、装飾が施された大きめの鎌。
そして鎌の周りに鎖が絡み付いている。
見るからに重そう。よく持ててますね孤爪さん。
といいますかその鎌何に使うんですか。
鬼ごっこですよ鬼ごっこ！
「大丈夫。痛くは無いと思う。
多分。」
いや鎌の使い方武器以外に知らないのですが…。
「10数えるよ。
123」
早い早い早い！
「10」
数字飛んだ。
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ニックネーム - 牛若出してください！ (2017年8月10日 6時) (
レス) id: 2abaa4255b (このIDを非表示/違反報告)
フォンテイン＠低浮上(プロフ) - ルーナさん» 遅くなりすみません！……お会いしましたっけ……？すみません私相当なバカなので……← (2016年5月30日 17時) (携帯から) (レス) id: f1eeea7ade (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - フォンテインさん» あれ？何処かでお会いしましたっけ？凄く見覚えのある名前なのですが、きのせいでしょうか…？気のせいだったらすみません (2016年5月26日 0時) (レス) id: 16692d972a (このIDを非表示/違反報告)
フォンテイン(プロフ) - 雫雪さん» ありがとうございます!!あぁお仲間がここに……そしてパソコン取り上げられました、はい。(T-T) (2016年5月8日 13時) (携帯から) (レス) id: f1eeea7ade (このIDを非表示/違反報告)
雫雪(プロフ) - 面白いです！そして体調には十分気をつけてくださいね！？私も風邪引いたら熱が出ないタイプなのでお気持ちよく分かります・・・ (2016年5月7日 19時) (レス) id: eb9cd3a250 (このIDを非表示/違反報告)
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