第５３話 ページ14
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「ってことで、今回はお前らでもできるやつを試しにやってみようと思う。」
漸く木葉先生はチョークを置き黒板に背を向けた。
羽ペンを持った腕が微かに震えているのを感じる。
どれだけ長いこと書いてたんだろう。
周りを見ると、案の定睡魔による脱落者が数名出ていた。
どうしよう、これから実習だし起こした方が良いのかな…でも…。
「今回やるのは、最後らへんに書いてある薬使用パターンな。
あ、薬の成分とか知りたい人は東峰先生にでも聞いておけ。
ああ見えてあの人一応薬学の教師だから。」
今さらっと東峰先生？のことバカにしていらっしゃったような気が…いえなんでもないです。
「んで、その薬がこれ。」
木葉先生が手を叩くと、教壇の上にあった箱から豆粒ほどの大きさの何かが私のところまで物凄い速さでで飛んできた。
「んえっ。」
そして前の日向さんの頭には白チョークがこれまた物凄い速さでクリーンヒット。
うわぁ痛そう。
木葉「これが、通称『暁化薬』。」
そして何事も無かったように授業を続ける木葉先生。
小指ほどの大きさの瓶を掴んで照明にあててみると、その瓶は綺麗な黄色にキラキラと輝いた。
「これを作るにはかなりの腕と時間が必要だ。
子供はもちろん、普通の大人も作れない場合がある。
だから決して作ろうとするなよ。
あくまであの東峰先生だから作れたんだからな。あくまで。」
やはりバカにしていらっしゃっているような…いえなんでもないです。
「じゃあ今渡した薬を使って適当な奴になってみろ。
呪文やその他注意事項はノート見ろ。
申し訳ないが床汚してほしくないんで魔法陣は書かないでくれ。」
自分は呪文派だから影響は無いな。
「じゃ、始めっ！」
「よーし！やるぞー！」
「ま、待て黄金川。
お前はもう少し時間を置いてから」
瞬間、
入り交じる閃光と悲鳴と罵声。
あっ。察した。
「黄金川ぁっ！」
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ニックネーム - 牛若出してください！ (2017年8月10日 6時) (
レス) id: 2abaa4255b (このIDを非表示/違反報告)
フォンテイン＠低浮上(プロフ) - ルーナさん» 遅くなりすみません！……お会いしましたっけ……？すみません私相当なバカなので……← (2016年5月30日 17時) (携帯から) (レス) id: f1eeea7ade (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - フォンテインさん» あれ？何処かでお会いしましたっけ？凄く見覚えのある名前なのですが、きのせいでしょうか…？気のせいだったらすみません (2016年5月26日 0時) (レス) id: 16692d972a (このIDを非表示/違反報告)
フォンテイン(プロフ) - 雫雪さん» ありがとうございます!!あぁお仲間がここに……そしてパソコン取り上げられました、はい。(T-T) (2016年5月8日 13時) (携帯から) (レス) id: f1eeea7ade (このIDを非表示/違反報告)
雫雪(プロフ) - 面白いです！そして体調には十分気をつけてくださいね！？私も風邪引いたら熱が出ないタイプなのでお気持ちよく分かります・・・ (2016年5月7日 19時) (レス) id: eb9cd3a250 (このIDを非表示/違反報告)
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