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コンビニの前、小さく座り込んでアイスを食べる私にワーンワーンと蝉の鳴き声がふってくる。






だいたい臣さんもどーなの。






隣に寝かせたって事は私を憎からず思ってたんじゃないの?






それをさ、ちょっと昔のこと聞いたくらいでだんまりしちゃってさ。







全然スーパー登坂くんじゃないよ。






これ食べ終わったら、戻らなきゃ駄目だよね。






暑いしさ。






そう思いながら日暮れまで私の足は動かなかった。






もう一回、ホタル見に行こうかな。東京じゃ中々お目にかかれないし。






夕食は要らないこと、鍵のお礼を管理人さんに伝えて、光の乱舞が待ち受ける川辺へ急いだ。






二回目だからお手の物。






さくさく進んだその先に






見慣れた背中がポツンと一人。







「あの……」






声を掛けたら臣さんは振り向いたけど、私の顔をチラッと見て、また点滅する光に顔を向けた。





なんか、その態度イラっときました。

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作者名:ぽち。 | 作成日時:2015年6月12日 19時

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