Day5 ページ22
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“考えすぎー”
「うーん……」
今日は休みなのに、結局部屋の中、ベッドから一歩も出られない私。
頭から布団をすっぽり被ってユカちゃんに電話。
“過去の事、聞いちゃってどうして良いか分からなかったんじゃない?Aだったらどうする?臣さんが教師と云々って聞いたら”
「えー、想像して身悶える」
“おかしいでしょ。とにかく考えすぎ。過去の事いじられたくないのは、みんな一緒。いじられた人にどう接して良いか分からないのも、みんな一緒”
「私の事どう思ってるか関係なしに、戸惑ったってこと?」
“じゃない?あっ!言われてた卒アル!確認したよ”
「どうだった!?」
“居た!けど私も思い出せないわー。て言うか、その子、私の事は何も言わないわけ?一応私も同級生なんだけど”
ユカちゃんと私。
長い付き合い。
「ユカちゃんが会社に居るの知らないとか?……何か後ろ騒がしいね」
“ごめんごめん、うちの子が友達連れて来てて”
ユカちゃんは、もうママだから私の色恋沙汰にかまってる暇なんてないんだろうけど、それでも話を聞いてくれる。
“もしね、色々話されちゃって臣さんがAのこと避けるようになったら、私に言って?私が絶対ちゃんと説明して登坂チャンス発動させるから!”
なにそれ嬉しい。
でも発動させるスイッチがどこにあるか見失い中です。
頭だけ布団から出したらサイドテーブルの上に置いたままになっていたアイスの棒が目に入った。
もう1本貰いに行こうかな。
休みだし。
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作者名:ぽち。 | 作成日時:2015年6月12日 19時