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奇策とも言えるその手法は、きっと臣さんがどう出るかで、私への気持ちを計ろうとしてるんだと思う。






正直に言えば白。




嘘をつけば黒。





そんなとこだろうか。






「靴?泥付いてた?本当に?あの靴、水洗い出来ないから気を付けよー」






今のは、白?黒?






「聞いた?臣の靴、水に弱いんだってー」







「隆二、変なことすんなよ絶対」







隆二さんが場の雰囲気を変えてくれたおかげで彼女の独演会は終幕した。









私には居心地の悪すぎた宴のあと、部屋に戻るために階段を上がってたらすれ違い様に






「おやすみ」






と一言だけ臣さんが言った。






何かが冷えきっているのか、香水の風なんかどこにも吹いてない。






やっぱ、教師と出来ていざこざがあったなんて事故物件扱いなのかな。






私が臣さんなら、触らぬ神に何とかって思うかも。







考えすぎかな。






よく分からないよ、ユカちゃん。

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作者名:ぽち。 | 作成日時:2015年6月12日 19時

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