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「ここ?」









「うーん………こっちのが良くないですか?」









「そう?」









隆二さんは、休みになったら此所に行こうあれをしようと、私を腕に抱いて計画を立ててくれている。









香水を変えたのか、頭を乗せた彼の胸からいつもと違う香りがした。









「眠くないんですか?」









「んー?」









「寝てないでしょ?」









「そんなことないよ。忙しいのもあと……3日?だしね。あっ、これ面白そうだよね」









画面を指差す彼の顔を私はジーっと見た。









「え?何?」









「ううん」









こういう事したあとの男の人は、色っぽいんだなぁと思って。









「すげぇ今更の話して良い?」









「うん。何ですか?」









「クリスマスの」









「プレゼント!?」









「そう」









自分で言って可笑しくなったみたいで隆二さんはゲラゲラ笑い出した。









「要らない!何も要らない!」









「なんで?つまんねーじゃん」









「つまりますよ」









「…………つまりますは良いけどさぁ。何かないの?」









「んー………」









と考える私の目の前にキラッと光るもの。









「あ……これ欲しい」









「え?これ?」









隆二さんは人差し指にネックレスを引っ掛けた。









「うん、それ」









「だったら同じようなの買ってあげるよ。A、ゴールドって感じじゃないし」









「嫌、それが良い」









「だから同じような─」









「じゃあ隆二さんが全く同じやつ買ってそれを付けたら良いじゃん」









「………たまに強気になるよな」









「なるよ」









「………分かった。でも全く同じか同じようなの買うまで待ってね」









「うん!待ちます」









「よしっ。じゃあ寝よう!」









やっぱ眠いんじゃん。

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作者名:ぽち。 | 作成日時:2016年2月6日 21時

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