緋色の残響 ページ14
自宅でテレビをつけながらパソコンをいじっていると、「10億円強奪事件」というニュースが流れていた。
10億も強奪…ここ最近では大きなニュースだ。
そんな程度で眺めていたこの事件、私はあんな惨劇が起こるとは露知らず、ただコーヒーを一杯喉に入れただけだった。
「___その前に妹よ!!約束したはずよ!この仕事が終わったら、私と妹を組織から抜けさせてくれるって…あの子をここへ連れてこれば、金のありかを教えるわ」
「フ、そいつはできねー相談だ…奴は、組織の中でも有数の頭脳だからな。妹はお前と違って組織に必要な人間なんだよ…」
「じゃあ貴方達最初から…!」
「さぁ最後のチャンスだ…金のありかを言え」
「あまいわね…私を殺せば、永遠にわからなくなるわよ…」
「あまいのはお前の方だ…大体の見当はついている。それにいっただろ?最後のチャンスだと……」
廃れた工場の中。ただ乾いた銃声だけが轟いて___
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カイ(プロフ) - やっちさん» わ!コメントありがとうございます🥲まだまだ続くので気長にお待ちくだされ。 (2022年8月18日 13時) (レス) id: cafed346d9 (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 良いお話ですね。続きを楽しみにしてます (2022年8月18日 10時) (レス) @page22 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイ | 作成日時:2022年7月13日 17時