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side青
桃「流星のことが好き」
そう言われたのは甲子園の決勝、８月が終わろうとしている日のことだった。望が入院してから前より二人の時間が増えた。たまに野球にゾッコンな丸坊主になったシゲが来たり、生真面目に望の分のノートを取ってくれてる神ちゃんが来たりしてたけど一番はダントツに俺。
望と二人でいる時間は楽しかったし、ふとした笑顔を可愛いと思うようになったのは俺も同じ気持ちでいたからだったんだとその時気づき、「俺も」と小さく返した。
その日から俺の事を「カッコイイ」って言ったり、ハグを求めてくるようになったけど快く応じてた。この時俺の中にあった微かな違和感は間違っていなかったんだと思う。
時は流れて季節は秋。半袖だった制服も長袖になって肌に当たる風が冷たくなった頃。
まだ退院出来ない望。
腕に点滴は無いし、食べてるご飯に制限も無い。流石におかしいだろ、そう思ってお世話に来た看護師に聞いてみた、「望の退院はいつですか」って。望は苦い顔をして看護師はハッとしたような顔。
その時ちょうど望の母さんがお見舞いに来たから挨拶をしてると看護師はさっさといなくなった。「望いつ退院出来るんですかね」そう言うと望の母さんも看護師と同じような顔をして「ちょっと」と俺を病室の外へ連れ出した。
「望ね、だんだん目が見えなくなってるの」
一瞬、俺の中で時が止まった。
俺以外の時間は進んでるのに一人だけ世界に置き去りにされた、そんな気持ち。信じられなかった。開いた口が塞がらないとは正にこのこと。
このことは８月の終わり、俺に告白してきたあの日に望には知らされていたらしい。
俺はすっかりボールによる外部損傷だと思っていたが実は違っていて、熱中症によって体の内側からダメージを受けていたのだと言う。
現在、望の視力はもうかなり落ちていてあと数年後に見えなくなってしまう。
その事実にも驚いたけど何より俺が驚いたのはその事実を望に隠されていたことだった。仮にも恋人なのに。
固まって動けなくなった俺を望の母さんは泣きながら抱きしめた。「流星くんのせいじゃないの、いつも望のこと見てくれてとても感謝してる」その涙に釣られたからか、本心か、何年ぶりだろう俺も泣いていた。
「望の母さん、俺…」
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MH(プロフ) - はじめまして。リクエストよろしいでしょうか？寅の躾の紫×桃のバージョンがみたいです。反抗的な態度をとる桃に対して厳しく躾ける紫がみたいです。よろしくお願いします。 (2021年6月5日 5時) (
レス) id: 09f897a900 (このIDを非表示/違反報告)
えすあーる(プロフ) - 紫×桃で教師×生徒がみたいです！どちらが教師でどちらが生徒でも構いません！ (2021年6月3日 0時) (レス) id: e7d242a16b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりかもめ(プロフ) - リクエストです！黄×緑で黄色が極度のsで緑の主人、緑は完全に黄がいないと生きていけない赤ちゃんみたいになる話がみて見たいです。よろしくお願いします。 (2021年5月17日 21時) (レス) id: 7d2cf0d4ab (このIDを非表示/違反報告)
ミゐ。 - 赤×橙で、橙が赤に依存してしまい、最終的には共依存的なお話が見てみたいです。 ご検討宜しくお願い致します。 (2019年9月20日 4時) (レス) id: f2919e01f5 (このIDを非表示/違反報告)
Tiara(プロフ) - 自分が居なければ生きていけないようにし自分の物にした後外の世界から濱ちゃんを守るために専用の部屋に首輪と鎖を付けて閉じ込める感じでお願いします！三人とも一般人という設定でお願いします！ (2019年5月1日 23時) (レス) id: 52404fbc1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サ | 作成日時：2019年4月30日 21時
