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「いっ...たぁぁあぁぁあ！！？？？」
宮治が触った...押したのは、ズキズキと痛みを発していたあの小さなこぶ。
もともと痛みを感じていたそれを更に攻撃され、思わずその場でうずくまってしまった。
「ちょっと治...！え、赤石さん、大丈夫？」
「あ、すまん...」
「つぅ...何してくれてんのよ...」
顔を上げると、少し...けっこう焦ったような二人の顔が目に入る。
「いや、なんやデコ腫れとんなーと思て」
「...だからってなんで押すんだよ、せめて触るだけにしろよ。
赤石さん、なんか、本当ごめん」
「だ、大丈夫...」
なんなの、宮治は思い立ったら即行動型なの？
そんな ぽけーっとした雰囲気醸し出してるくせに詐欺じゃない？？
っていうか昨日といい今日といい、他人との距離感どうなってんの？？？
なんて心の中で毒づきながら、額の痛みで引き攣りそうな頬を持ち上げる。
「宮くん、さ...パーソナルスペース狭いってよく言われない？」
「...？ぱーそなる...なんて？」
「...治は時々、他人との距離感おかしいんだって。
ほら、もう行くよ。じゃあね、赤石さん」
俺の何がおかしいねん、と少しむくれた宮治と、呆れた顔でそんな彼を連れていく角名くんを見送る。
「痛...」
まだ痛む額にそっと手を当てる...もういっそ絆創膏か何か貼っておこうか。
肩に残る温もりと、なかなか治まらない動悸を感じながら、そんなことを考えていた。
「なぁなぁ、自分、噂の転校生やろ？」
「え...」
振り向くと、なかなかに派手目な女子が3人...さっき宮治に捕まっていた時に鋭い視線を送ってきていた女子たちだ。
「侑くんに詰め寄ったってほんま〜？見かけ通り大胆なんやね」
「そんで、まだ来て2日目やのにもうバレー部と仲ええんか。都会の人は流石やな〜」
...状況的には、昨日のクラスの女子の質問攻めと似ているが、彼女たちのその発言は好奇心から来ているものではない。
これは、敵意だ。
明らかな、私への敵意。
...だから目立ちたくなかったのに。
「詰め寄ってないし、別に仲いいわけじゃないよ」
「なぁ、どっち狙いなん、侑くんと治くん！」
「もしかして角名くんか銀島くんやったりするん？」
...そしてお願いだから少しは話を聞いてくれないかな。
「だから、そんな仲いいわけでもないし、狙ってるとかないから...」
とりあえず早く切り抜けようと笑って答えると、眉を顰める女子たち。
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作者(プロフ) - 華夏さん» コメントありがとうございます。嬉しいです！のろのろ更新ですが...頑張らせていただきます。(^^) (2021年11月2日 23時) (
レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 怜さん» コメントありがとうございます。作者にとってはとても嬉しい言葉です。お待たせしてしまって申し訳ないです...頑張らせていただきますね(*^^)v (2021年11月2日 23時) (レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)
華夏(プロフ) - これからも更新頑張ってください！! (2021年11月2日 22時) (レス) id: 4bbf064d28 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 好きです((((更新をください← (語彙力捨てた人) (2021年10月30日 20時) (レス) @page41 id: 2ad41d25ee (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - naonaoさん» コメントありがとうございます。頑張らせていただきますね！(^^) (2021年10月26日 7時) (レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2021年8月1日 23時
