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角名の見る方に目をやると、頬を緩ませてだらしのない顔をしながら歩いてくるサムの姿。
よくよく見ると、パウチのゼリーやらカロリーメイトやらを腕に抱えている。
「おぉ、治おかえり。なんやそれ、どないしたん」
「ん、赤石っちゅう子にもろた。...やらんからな」
「...は？」
片割れの口から発せられた名前に、何とも間抜けな声が出る。
こいつら、いつの間に仲良うなったん...
いや、それより、...アイツ、まだ帰っとらんのか...？
「いや、いらんわ。って、あれやな、治と赤石、知り合いやったんやな！」
「え、なに？誰の話？」
「さっき偶然会うてん...いや、会ったっちゅうかぶつかったんやけど。
そうか、銀はクラス一緒やもんな。朝おった転校生やで、角名」
「あぁ、あの子、赤石...赤石さんね。どうだった？」
どうだったと言われてもなぁ、と少し考えて、自身の手と胸のあたりを見つめるサム。
あ、と口を開く。
「...柔らかかった」
「「「 ...はァ？？ 」」」
「それに、顔には全く出ぇへんかったんやけど、耳が真っ赤でな。
自分でたぶん気づいとらんと、必死にすました顔してなんやおもろかったわ」
「え、...な、ハァァ？！なん、治、赤石に何したんや！！」
「...やっぱりド変態じゃねぇか」
顔を真っ赤にして騒ぎ出す銀と、ドン引き状態の角名。
...確かに、今の話し方では如何わしいことしか想像できない...当然の反応である。
「ん？ぶつかって倒れそうになっとったから、抱いて留めただけやで。
あの子やっぱ、でかいのんは見た目だけやなかったわ」
「抱ッ...？！！で...っ」
「あ、銀がショートした。治、お前もう黙れよ...」
「...サム、アイツもう帰ったんか」
頭に？？を浮かべながら爆弾を落とし続ける片割れにそう尋ねると、眉を顰めた。
「もうちょい探索して帰る言うてたし、上あがってったからまだおると思う。
...お前、約束すっぽかしたやろ、赤石さんずっと待っとったねんて」
「わ、アホサムっ...！」
北さんに聞かれる、と焦ったところでもう遅く。
「... 侑 ？？？」
声のするほうを振り向くと、ゴゴゴゴゴ... と
言い知れぬ圧を漂わせる北さんが立っていた。
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こんにちは、作者です。
更新ペースが遅く、本当にすみません。
たくさんの方にお気に入りに登録していただいて、
好評価もいただけて本当に嬉しいです。
ありがとうございます。更新頑張ります。
☃︎作者☃︎
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作者(プロフ) - 華夏さん» コメントありがとうございます。嬉しいです！のろのろ更新ですが...頑張らせていただきます。(^^) (2021年11月2日 23時) (
レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 怜さん» コメントありがとうございます。作者にとってはとても嬉しい言葉です。お待たせしてしまって申し訳ないです...頑張らせていただきますね(*^^)v (2021年11月2日 23時) (レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)
華夏(プロフ) - これからも更新頑張ってください！! (2021年11月2日 22時) (レス) id: 4bbf064d28 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 好きです((((更新をください← (語彙力捨てた人) (2021年10月30日 20時) (レス) @page41 id: 2ad41d25ee (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - naonaoさん» コメントありがとうございます。頑張らせていただきますね！(^^) (2021年10月26日 7時) (レス) id: ed687f0afb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2021年8月1日 23時
