ツンデレ公安女子に赤井さんが猛烈アタックしてめでたく付き合った後の話

バレンタイン ページ8

「はぁー」

ジョディ「あら？ヤキモチかしら？」

「んなわけないでしょ、女性ってすごいなぁと思ってたところだから」

ジョディ「貴方も女性だからね……ってすごいわね」

目線の先はもう不審者とかしている赤い目が特徴的な男。歳はそこそこ言っているはずだがそれを感じさせない若々しさと美貌がある。

「目障り」

ジョディ「親に向かってそれは酷いんじゃない？」

「そうね、でも親子の縁は切ってるから」

ジョディ「ハァ……あっちの方もすごいわよ」

女の壁に囲まれた長身の男。特徴的な緑の目も疲れ切ってハイネック野郎並みに細まってる

「あんなに女性捜査官って居たか？」

ジョディ「そんなわけないでしょ。あそこは一般人も立ち入りOK、まぁ、あの勢いなら立ち入り禁止なんて関係なさそうだけど」

「みんなすごいねぇ。聖バレンタインの元になったバレンティヌス司教が拷問の末に殺された日だってのに」

ジョディ「貴方本当に冷めてるわね」

「まぁね。元々感情を表に出すコト自体得意じゃないし」

ジョディ「でも、今日はシュウとデートするんでしょう？」

「さぁ？分からない。今のところチョコは足りてるみたいだしね」

ジョディ「本当に捻くれてる」

「フッ、よく言われるよ？さっ、仕事仕事」



〜

町はカップルで溢れかえり、クリスマス並みにキラキラしたイルミネーションが目立つ。

「寒い。心が寒い」

こんな中一人で街を歩いていること自体痛いし寒い。あのふざけた男なら置いてきたよ。女性軍からの睨みが怖かったからね。

＊こっから下英語です。

チャラ男「そこの姉ちゃん。こんな夜に一人でどうしたの？」

「彼氏と喧嘩しちゃって……」

とりま彼氏いるアピール。諦めてくれ。

チャラ男「そうなの？なら俺といいことしない？」

んだよ。髪の色変えようとしてプリンになってるやつが何言ってんだよ？あ゛ぁ゛？

って言えたらいいねぇ〜どうせあれでしょ？あいつがきて助けてくれるパティーンでしょ？



って思ってた時期が私にもあったよ

こねぇよ。少女漫画みたいなことなんて起こるわけねぇんだよ。なんか馬鹿らしくなってきた。

今までの怒りとこの男のせいで溜まった怒りぶつけてもいいよね？

「うっせぇな。てめぇみたいな奴どうでもいいからさっさとどっか言ってくれない？目障りなんだ。後触らないでくれる？」

チャラ男「んだよ。可愛いからって調子に乗りやがって」

いや、現役警察官に殴りかかるとかふざけてんのかよ。文字数…

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