協定項目5 ページ6
……何かデジャヴ。
目を開けた瞬間、Aはそう思った。
昨日同様、太宰のせいで動けないからだ。
ただ、昨日と違う点がある。
「寒っ……あれ、私何で…あ。」
昨夜のことを思い出し、Aの全身は火照った。
何時まで経っても慣れない。
それなのにその時のことは鮮明に思い出してしまう。
Aは両手で顔を覆い、記憶を追いやろうと頭を振った。
「…起きて、治。」
取り敢えず服を着させてくれ。
そう思いながらAは微かに寝息を立てている太宰に声を掛けた。
「んー……。」
然し、目を覚まさない太宰。
背中に回されている腕を離そうにもそれなりに力が込められていて、離せなかった｡
「おーい、起きろ〜。」
Aがペシペシと太宰の頬を軽く叩くと太宰はやっと目を開く。
「A…おはよう。」
嬉しそうに、太宰が笑った。
一瞬、硬直したA。
あまりにも太宰の表情が穏やかだったからである。
「…おはよ。」
太宰がAを抱き締めていた腕を緩めるとAの左手を取り、指を絡ませた。
そして、その左手の薬指につけられた指輪をなぞるように触れる。
「私はね、君がこの指輪をつけているのを見るだけで嬉しくてしょうがないんだ。」
目を細め、太宰はAの左手を眺める。
「ねぇ、A。結婚式、挙げたいかい?」
結婚して1ヶ月。
未だに結婚式を挙げていない二人。
「…何時かは。」
「私も。Aのウェディングドレス姿見たいなぁ。」
二人は頭の中でその様子を思い浮かべる。
幸せな空気の中、二人は顔を見合わせ笑った。
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和(プロフ) - 分かりました！ (2017年4月1日 13時) (
レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - 和さん» 実は私お友達申請などのしくみがよく分からなくて…私もぜひお友達になりたいので教えてくださいませんでしょうか。 (2017年4月1日 11時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - お友達申請してもいいですか？ (2017年4月1日 1時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - スターチスさん» 頑張って下さい！！待ってますよ！ (2017年3月31日 9時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - medaemonさん» そんな、全然上から目線なんかじゃないですよ。コメントしていただいただけでありがたいです。最近あまり更新出来ていませんが、頑張りますね！ (2017年3月30日 22時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スターチス | 作成日時：2017年1月31日 1時
