協定項目35 ページ36
太宰とAがやって来た瑠花の家。
「はい、これ横浜で買ったお土産。」
Aが瑠花にお土産を渡す。
「あ、私もあるよ!ちょっと待ってて!!」
そう云って瑠花はお土産を取りに行った。
「瑠花はね、北海道で教師やってるんだよ。」
「へぇ〜、北海道。それはまた凄いね。」
太宰が感心したように云う。
少し二人が会話を交わしていると瑠花が戻ってきた。
「二人で仲良く食べてね。」
「おー、ありがとう。処で、瑠花彼氏出来た?」
Aの突然の問いに瑠花はかなり大袈裟にリアクションして驚く。
「か、かかか彼氏って!な、何云ってるの!?」
顔を真っ赤にして叫ぶ瑠花。
そのリアクションにAだけでなく、太宰も笑う。
「中也に負けず劣らずの初心だねぇ。」
「相変わらずの反応。ふふっ。」
Aは楽しそうに笑っていた。
・・・
「良い子だったね、瑠花ちゃん。」
「でしょ?私の幼馴染みであり、一番の友達だからね。私が結婚するって云った時もすっごい喜んでくれてさ。」
Aの実家への帰路で太宰とAは瑠花のことを話す。
「治と逢わせることが出来て善かった。」
夕日がA達を包む。
嬉しそうに云ったAの頭を撫で、太宰が呟いた。
「君の故郷に来て…君のことを沢山知ることが出来た。」
太宰は眩しそうに目を細める。
「でも…私はまだまだ君のことを知りたい。」
繋がれた手に少し力がこもった。
Aが俯いて、小さく呟く。
「私だって…もっと、治のこと知りたい。」
「…Aになら幾らでも教えるよ。」
立ち止まり、お互い見つめ合う。
次第に顔が近付いていき、二人の影が重なった。
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和(プロフ) - 分かりました! (2017年4月1日 13時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - 和さん» 実は私お友達申請などのしくみがよく分からなくて…私もぜひお友達になりたいので教えてくださいませんでしょうか。 (2017年4月1日 11時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - お友達申請してもいいですか? (2017年4月1日 1時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - スターチスさん» 頑張って下さい!!待ってますよ! (2017年3月31日 9時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - medaemonさん» そんな、全然上から目線なんかじゃないですよ。コメントしていただいただけでありがたいです。最近あまり更新出来ていませんが、頑張りますね! (2017年3月30日 22時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スターチス | 作成日時:2017年1月31日 1時