協定項目34 ページ35
山城達と別れ、Aの後輩が働くとある服屋へと来た二人。
後輩が選んだ服を太宰が試着しているのをAは試着室の前で待っていた。
「ご機嫌ですね、星深先輩。」
「だって治の何時もと違う格好が見れるんだもん。絶対似合うだろうし。」
ニコニコしながらAが云う。
「幸せそうで何よりです。良いなぁ…私も結婚したい。」
「あはは、頑張れ藍ちゃん。」
Aと後輩が話をしていると試着室の中から「着替えたよ〜。」と云う声が届いた。
「じゃあ、開けますね〜…先輩、何で止めるんですか?」
Aが開けようとした後輩の手を止める。
「否…ちょっと、心の準備が…。」
「何のです?」
何故か顔が赤いA。
中から太宰が「A?如何したの?」と問い掛ける。
「昔さ…治に私が選んだ服着せた時、滅茶苦茶かっこよくて…藍ちゃんが選んだ服とか絶対ヤバイし…悶え死ぬかも。」
「じゃあ、悶え死にましょう。そーれ。」
Aの制止を振り切り、笑顔で藍は試着室の扉を開けた。
「お!良いですね、先輩の旦那さん!」
藍が選んだ服を身に纏った太宰は年相応の青年らしさを醸し出しており、どこぞのモデルに思える。
「A、如何?」
太宰がAに尋ねた瞬間、Aは太宰に抱き付いた。
驚きながらも太宰はしっかりとAを抱き止める。
「わっ……ふふ、可愛いなあ。」
「もうっ、かっこよすぎる!これ全部買う!」
「ありがとうございまーす。」
微笑ましい光景に藍は嬉しそうに笑った。
410人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和(プロフ) - 分かりました! (2017年4月1日 13時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - 和さん» 実は私お友達申請などのしくみがよく分からなくて…私もぜひお友達になりたいので教えてくださいませんでしょうか。 (2017年4月1日 11時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - お友達申請してもいいですか? (2017年4月1日 1時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
medaemon(プロフ) - スターチスさん» 頑張って下さい!!待ってますよ! (2017年3月31日 9時) (レス) id: ca66a711e7 (このIDを非表示/違反報告)
スターチス(プロフ) - medaemonさん» そんな、全然上から目線なんかじゃないですよ。コメントしていただいただけでありがたいです。最近あまり更新出来ていませんが、頑張りますね! (2017年3月30日 22時) (レス) id: 134aa8d2bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スターチス | 作成日時:2017年1月31日 1時